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滋賀県は全国でも手厚い部類の県独自制度「スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金」を持っています。2026年度も受付中です(2026年5月25日〜2027年2月10日)。
金額の主役は「重点対策加速化事業」。太陽光7万円/kW(上限30万円)、蓄電池は価格の1/3(上限30万円)、断熱改修は最大120万円です。
ただし重点対策加速化事業は、同じ設備について国の補助金と併用できません。ここを間違えると計画が崩れます。
この記事は2026年7月15日時点で滋賀県の公式ページを確認して作成しています。予算に達すると受付は終了するため、申請前に必ず滋賀県および淡海環境保全財団の公式ページで最新の受付状況をご確認ください。
まず前提:滋賀県は「県の制度が主役」の県
県独自の住宅向け補助金を持たない県も多いなか、滋賀県は「家庭でエネルギーを減らす・創る・賢く使う」取組を後押しするスマート・ライフスタイル普及促進事業補助金を毎年度実施しています。太陽光・蓄電池だけでなく、断熱改修や高効率給湯器まで幅広くカバーしているのが特徴です。
制度は大きく「基本対策推進事業」(定額・少額だが併用しやすい)と「重点対策加速化事業」(補助率型・高額だが国補助と併用不可)の2本立てです。どちらを選ぶかで、受け取れる金額も国の制度との組み合わせ方も変わります。
滋賀県の補助メニューと金額(2026年度)
まず、金額の大きい重点対策加速化事業から見ていきます。2026年度からは申請区分が「再エネ分」と「省エネ分」に分割されました。
| 対象設備 | 補助率 | 上限額 | 主な要件 |
|---|---|---|---|
| 太陽光発電システム(再エネ分) | 7万円/kW | 30万円 | FIT/FIP認定を受けないこと・自家消費が発電量の30%以上 |
| 蓄電池(再エネ分) | 価格の1/3(15.5万円/kWhの1/3が上限) | 30万円 | 太陽光と同時設置すること |
| 断熱設備(壁・窓等断熱改修) | 1/3 | 120万円 | 高性能建材で一定以上の範囲を改修(専用住宅のみ) |
| 高効率給湯器(エネファーム) | 1/2 | 35万円 | エネファームからの更新は対象外 |
| 高効率給湯器(ハイブリッド給湯器) | 1/2 | 22万円 | 従来機比30%以上の省CO₂効果 |
| 高効率給湯器(エコキュート) | 1/2 | 20万円 | 従来機比30%以上の省CO₂効果 |
| 高効率給湯器(エコジョーズ・エコフィール) | 1/2 | 10万円 | 従来機比30%以上の省CO₂効果 |
| 高効率空調設備 | 1/2 | 5万円 | 太陽光・高効率給湯器・断熱設備のいずれかと併せて導入 |
| 高機能換気設備 | 1/2 | 5万円 | 全熱交換器・熱交換率40%以上 など |
| 高効率照明機器 | 1/2 | 1万円 | 調光制御機能付きLED・他設備と併せて導入 |
一方の基本対策推進事業は定額制です。太陽光発電4万円、蓄電池5万円、エネファーム6万円、エネファーム以外の高効率給湯器2万円、太陽熱利用システム2万円、V2H 4万円、窓断熱設備2万円。金額は小さいものの、他の補助金と併用できるのが最大の利点です。
なお2026年度は、国の「物価高騰対応重点支援地方交付金」を活用して重点対策加速化事業(省エネ分)の予算枠が拡大されています。給湯器や断熱改修を考えている人にとっては、例年より通りやすい年度と言えます。
国の「住宅省エネ2026キャンペーン」との併用ルールに注意
滋賀県で最も間違えやすいのがここです。県は次のように明記しています。「基本対策推進事業は他の補助金と併用できますが、重点対策加速化事業は、同じ対象設備については国庫を財源とする他の補助金との併用はできません」。
つまり、たとえばエコキュートに国の給湯省エネ事業を使うなら、同じエコキュートに県の重点対策加速化事業(上限20万円)は使えません。設備ごとに「国を取るか、県の重点を取るか」を選ぶ必要があります。金額を比べて有利なほうを選ぶ、という判断が要る場面です。国の制度の中身は住宅省エネ2026キャンペーンの解説記事で確認できます。
申請前に知っておきたい注意点
- 対象は「個人用既存住宅」のみ。新築は対象外です。
- 施工業者は滋賀県内事業者であることが必須。県外業者に依頼すると補助が受けられません。
- 契約または着工の日付に下限があります。基本対策推進事業・重点対策加速化事業(省エネ分)は4月1日以降、重点対策加速化事業(再エネ分)は4月6日以降です。
- 登録申込制度に有効期限が新設されました。登録時期にかかわらず2026年12月28日(月)が期限で、超過すると登録は失効します。
- 同じ設備で複数の事業を併用することはできません。太陽光を基本対策と重点対策の両方から、という使い方は不可です。
- 申請窓口は県ではなく淡海環境保全財団です。問い合わせ先を間違えないようにしてください。
制度が手厚いぶん条件も細かいですが、滋賀県内で実績のある施工業者であればこの補助金の扱いに慣れており、区分の選び方まで含めて提案してくれます。まずは複数社に見積もりを出してもらい、「基本対策と重点対策のどちらで申請するつもりか」を説明できる業者かどうかで見極めるのが確実です。
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よくある質問
滋賀県の補助金は今も受付中ですか?
受付中です。令和8年度スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金の交付申請受付期間は2026年5月25日(月)〜2027年2月10日(水)です。ただし予算に限りがあり、なくなり次第受付終了となります。
滋賀県の補助金はいくらもらえますか?
2つの事業があり金額が違います。「基本対策推進事業」は定額で、太陽光4万円・蓄電池5万円・エネファーム6万円など。「重点対策加速化事業」は補助率型で、太陽光7万円/kW(上限30万円)、蓄電池は価格の1/3(上限30万円)、断熱改修は1/3(上限120万円)などです。
滋賀県の補助金は国の補助金と併用できますか?
事業によって異なります。「基本対策推進事業」は他の補助金と併用できますが、「重点対策加速化事業」は同じ対象設備について国庫を財源とする他の補助金との併用ができません。金額の大きい重点対策加速化事業を使う場合は、国の住宅省エネ2026キャンペーンとの重複に注意が必要です。
新築住宅でも滋賀県の補助金は使えますか?
使えません。補助対象事業は「個人用既存住宅において対象設備を設置するもの」と定められています。また促進区域内の制度についても、2026年度から新築住宅は対象外とされています。
県外の施工業者に頼んでも補助金は出ますか?
出ません。「設置施工者が滋賀県内事業者であること」が補助要件に明記されています。県内に拠点のある業者を選ぶ必要があります。
出典
- 滋賀県「令和8年度スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金」(2026年4月13日)
- 公益財団法人淡海環境保全財団「令和8年度スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金」(申請受付窓口)
