オムロンV2Hの価格は?KPEP-Aの本体176万円〜・10年保証の条件・壁掛け設置と対応車種12社【2026年】

オムロンV2Hの価格は176万円からが目安。住宅の駐車スペースでV2H機器につながれた白い電気自動車

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結論から言うと、オムロンのV2H「マルチV2Xシステム KPEP-Aシリーズ」はメーカー希望小売価格1,760,000円〜(税込)+設置工事費20〜55万円が目安で、V2Hのなかでは高価格帯に入ります。その代わりに、10年保証・全国約140拠点のサポート網・停電時6kVAの全負荷給電・全機器が壁掛けできる設置自由度という「置いたあと10年の安心」に振った製品です。

この記事では、価格の内訳、10年保証の条件、壁掛け設置が成立する家の条件、対応車種の実際を、オムロン公式サイトで確認できる情報を軸に整理します。価格は販売店ごとに大きく動くため、断定的な「実売いくら」ではなく、判断材料としての目安と確認すべき項目を示します。

この記事のポイント

  • 本体はメーカー希望小売価格176万円〜。工事費は標準20〜30万円、電気設備の改修が絡むと40〜55万円
  • 令和8年度のCEV補助金は機器上限75万円+工事上限55万円=最大130万円。工事費側は上限まで補助されるため、工事が高くなっても実質負担はあまり動かない
  • 保証は一般タイプ・重塩害タイプとも10年。ただし公式に「長期保証には条件があります」と明記されており、販売店への確認が前提
  • パワコン約21.5kg・EVユニット約27kgで全機器が壁掛け可能。壁がない場所は自立スタンド(オプション)で対応できる
  • 対応車種は12メーカーに拡大済み。ただし停電時に12Vシガーケーブルが「要」の車種があり、車種によって非常時の手間が変わる
目次

オムロンV2Hの価格はいくら?本体176万円〜+工事20〜55万円

オムロンはV2Hの本体価格を公式サイトで公表しておらず、価格は販売店の見積もりで決まります。現時点で公表値として確認できるのは、販売店の製品情報ページに掲載されているメーカー希望小売価格です。工事費については、当サイトで整理したV2Hの設置工事費の相場と同じレンジで考えて差し支えありません。

内訳 金額の目安(税込) 中身・根拠
本体一式(マルチV2X KPEP-A)1,760,000円〜メーカー希望小売価格。パワコン+EVユニット+ゲートウェイ+全負荷分電盤の構成
設置工事費(標準)200,000〜300,000円分電盤が近く、簡易基礎で済む家
設置工事費(改修あり)400,000〜550,000円分電盤交換・主幹容量アップ・幹線引き直しが必要な家
CEV補助金(令和8年度)−最大1,300,000円機器は上限75万円、工事は上限55万円まで
実質負担の目安約1,010,000円〜希望小売価格ベースの試算。実売価格はこれを下回ることが多い

本体価格は販売店の製品情報ページ掲載のメーカー希望小売価格、工事費は施工事業者の公開情報および国の補助上限額から編集部が整理(2026年8月時点)。補助金額は年度・予算により変わります。

工事費が高い家ほど「補助で相殺される」構造になっている

ここが見落とされやすいポイントです。CEV補助金は機器に上限75万円、工事費に上限55万円という別枠を設けています。オムロンの本体は希望小売価格176万円と機器上限を大きく超えるため機器側の補助は75万円で頭打ちですが、工事費は上限55万円の範囲で補助されるため、工事が高くつく家でも実質負担はほとんど増えません。「うちは分電盤が遠いから高くなる」と見送る前に、補助後の金額で比べ直す価値があります。

工事条件別の総額と実質負担(希望小売価格ベースの試算・単位:万円)

ケースA:標準工事(分電盤が近い) 総額 201万円(本体176+工事25) 総額 補助 100万円 補助 実質 101万円 実質負担 ケースB:電気設備の改修あり 総額 226万円(本体176+工事50) 総額 補助 125万円 補助 実質 101万円 実質負担

CEV補助金の上限(機器75万円・工事55万円)をもとに編集部が試算。実際の交付額は申請内容・審査により決まります。

オムロンで見積もると本当にいくらになるかは、並べてみないと分からない

オムロンのV2Hは希望小売価格しか公表されておらず、実売価格は施工店の仕入れルートと工事内容で数十万円動きます。タイナビ蓄電池は、蓄電池・V2Hの設置に対応できる会社の見積もりを、お住まいの地域からまとめて無料で取り寄せられるサービスです。オムロンを扱えるかどうかも含めて確認できます。

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マルチV2Xシステムの価格表【2026年9月更新】機器セット8型番+部材セットの希望小売価格

「V2X 価格」「マルチV2Xシステム 価格」で調べている方のために、オムロン公式カタログ(カタログ番号 KAND-055K・2025年3月現在)が公表しているメーカー希望小売価格をそのまま表にしました。結論から言うと、機器セットは税別160万円〜284万円の8型番で、価格を分けているのは①単機能かハイブリッドか ②一般タイプか重塩害対応か ③分電盤が一般用か外部発電併設用かの3点だけです。よく見る「本体176万円」は、このうち最も標準的な単機能・一般タイプ・一般分電盤(税別160万円)の税込表示にあたります。

機器セットの構成 形式 希望小売価格(税別) 税込目安
単機能V2X/一般タイプ/一般分電盤KPEP-A-SET-4AC1,600,000円1,760,000円
単機能V2X/一般タイプ/外部発電併設用KPEP-A-SET-4AC-EF1,680,000円1,848,000円
ハイブリッドV2X/一般タイプ/一般分電盤KPEP-A-SET-2HYB2,400,000円2,640,000円
ハイブリッドV2X/一般タイプ/外部発電併設用KPEP-A-SET-2HYB-EF2,480,000円2,728,000円
単機能V2X/重塩害対応/一般分電盤KPEP-A-SET-4AC-S1,750,000円1,925,000円
単機能V2X/重塩害対応/外部発電併設用KPEP-A-SET-4AC-EF-S1,830,000円2,013,000円
ハイブリッドV2X/重塩害対応/一般分電盤KPEP-A-SET-2HYB-S2,760,000円3,036,000円
ハイブリッドV2X/重塩害対応/外部発電併設用KPEP-A-SET-2HYB-EF-S2,840,000円3,124,000円

この8行を並べると、価格の上乗せ幅が構成ごとにきれいに決まっていることが読み取れます。外部発電併設用の分電盤は、どの構成でも一律+8万円(税別)重塩害対応にすると単機能で+15万円、ハイブリッドでは+36万円と差が2.4倍に開きます。そしてハイブリッド化の上乗せは一般タイプで+80万円、重塩害対応では+101万円。太陽光をあとから直流でつなぐハイブリッド構成は、V2X用PVユニットが1台増えるぶん、重塩害地域ほど負担が重くなる計算です。

機器セットの税込価格(メーカー希望小売価格・部材セット別) 単機能V2X・一般タイプ176.0万円単機能V2X・重塩害対応192.5万円ハイブリッドV2X・一般タイプ264.0万円ハイブリッドV2X・重塩害対応303.6万円 出典: オムロン公式カタログ KAND-055K(2025年3月現在)/黄は最も標準的な構成

機器セットのほかに「部材セット」が必ずかかる|配線の長さで2.1倍違う

オムロンのマルチV2Xシステムは、機器セットと部材セット(ケーブル一式)を組み合わせて発注する方式です。部材セットは配線の長さごとに単機能用が5種類、ハイブリッド用が6種類あり、単機能用は税別84,000円〜180,000円と2.1倍の開きがあります。パワーコンディショナからEVユニットまでの距離が長い家ほど、この部材セットで見積差がつきます。

部材セット(ケーブル一式) 形式 希望小売価格(税別) 税込目安
単機能V2X用 部材セット1KP-CHSTEP5-AC184,000円92,400円
単機能V2X用 部材セット2KP-CHSTEP5-AC298,000円107,800円
単機能V2X用 部材セット3KP-CHSTEP5-AC3138,000円151,800円
単機能V2X用 部材セット4KP-CHSTEP5-AC4158,000円173,800円
単機能V2X用 部材セット5KP-CHSTEP5-AC5180,000円198,000円
ハイブリッドV2X用 部材セット1KP-CHSTEP5-HYB1105,000円115,500円
ハイブリッドV2X用 部材セット2KP-CHSTEP5-HYB2127,000円139,700円
ハイブリッドV2X用 部材セット3KP-CHSTEP5-HYB3159,000円174,900円
ハイブリッドV2X用 部材セット4KP-CHSTEP5-HYB4187,000円205,700円
ハイブリッドV2X用 部材セット5KP-CHSTEP5-HYB5201,000円221,100円
ハイブリッドV2X用 部材セット6KP-CHSTEP5-HYB6209,000円229,900円

つまり相見積もりで金額がずれる原因は、値引き幅だけではありません。駐車スペースが分電盤から遠い家は、同じ機種でも部材セットの等級が上がって1万円台〜10万円近く積み上がるためです。見積書に部材セットの形式(KP-CHSTEP5-で始まる型番)が書かれているかを確認すると、業者が距離を実測しているかどうかが分かります。

⚠ 見積書で必ず確認したい3点

① 機器セットだけでは設置できません。配線一式の部材セットが別途9.2万〜23.0万円(税込目安)かかります。
② 壁がない駐車場ではEVユニット用自立スタンド(KP-FRDV・税別99,000円)が追加されます。
③ 停電時の起動に12Vシガーケーブルが必要な車種では、KP-CHM-M2VDB10N(税別20,000円)が追加されます。

出典: オムロン ソーシアルソリューションズ「マルチV2Xシステム KPEP-A/KPEP-A-2シリーズ」総合カタログ KAND-055K(2025年3月現在)掲載のメーカー希望小売価格(税別)。税込目安は消費税10%で当サイトが計算したものです。取得日2026年9月18日。実際の販売価格は販売店の見積もりによって異なります。

壁掛け設置の条件|オムロンV2Hが「置ける家」の見分け方

オムロンのマルチV2Xシステムは、V2X用パワーコンディショナ(約21.5kg/450×562×232mm)とEVユニット(約27kg/430×660×264mm)を分離した構成で、いずれも壁掛け・ネジ止めで設置します。この分離構造が置き場所の自由度につながっている一方、外壁に穴を開けて固定することが前提になる点は理解しておく必要があります。次のフローで、自宅がどのパターンになるかを確認してください。

オムロンV2Hの設置パターン判定フロー

Q1. EVを停める場所のすぐ近くに、機器を留められる外壁がありますか?

はい

EVユニットを壁掛けで設置。追加費用なしで最もすっきり収まるパターンです。

いいえ

EVユニット用自立スタンド(オプション)に取り付け。基礎工事とスタンド代が追加になります。

Q2. パワーコンディショナも同じ壁に並べられますか?

並べられなくても問題ありません。オムロンはEVユニットとパワコンを別の壁面に分けて設置できるため、狭小地や変形敷地でも収まるケースがあります。

Q3. クルマの充電ポートは車体のどちら側にありますか?

充放電コネクタの取り付け位置は左右どちらでも選択可能。さらに離れた位置に置きたい場合は、壁付けの別体充放電コネクタホルダ(オプション)が用意されています。ケーブル長は3m・5m・7.5mから選べます。

⚠ 契約前に必ず現地調査で確認したい4点

  • 外壁の材質と下地:壁掛けは外壁に穴を開けてネジ止めするため、下地の位置と防水処理の方法を事前に確認する
  • 海岸からの距離:海岸および汽水域から500m以内に設置する場合は重塩害対応タイプ(KPEP-A-S)を選ぶ必要がある
  • 積雪・寒冷地:使用周囲温度は−20〜50℃、保護等級はパワコンIP55(重塩害タイプはIP66)・EVユニットIP66。仕様上は積雪地域でも設置できるが、雪の落下位置は現地で要確認
  • 既設の太陽光パワコンの機種:停電時に太陽光とV2Xが連系できるかは太陽光パワコンの機種によって挙動が変わる。既設がある場合は必ず型番を伝える

10年保証は価格差に見合うか|「条件あり」の中身を見積書で詰める

オムロンはパワーコンディショナ・EVユニット・ゲートウェイのいずれも保証期間10年としており、一般タイプと重塩害タイプで差はありません。故障時は全国約140拠点のサポートネットワークから対応する体制を公表しています。ただし公式サイトには「長期保証には条件があります。ご購入される販売店にお問い合わせください」という注記があり、販売店側でも「一部保証サービス対象外の構成品があります」と案内されています。つまり10年保証は自動的に付くものではなく、条件を確認して初めて価値が確定する種類の保証です。

価格差に見合いやすい家

  • オール電化で、停電時にIH・エアコン・エコキュートまで動かしたい(全負荷・最大6kVA)
  • 海沿いや積雪地など、設置環境が厳しい(重塩害タイプ・IP66)
  • すでに太陽光や蓄電池があり、後付けでV2Hだけ足したい(単機能型)
  • 10年スパンで、故障時の駆けつけ体制を重視する

割高になりやすい家

  • 停電対策より、日々の電気代削減だけが目的
  • EVの使用頻度が低く、充放電の回数が少ない
  • 本体価格をできるだけ抑えたい(他社の単機能型のほうが初期費用は低い)
  • 他社製の蓄電池がすでにあり、連携条件を確認していない

見積書で確認したい保証の3項目

  1. 無償の範囲:機器そのものの交換まで無償か、部品代のみか。出張費・作業費が含まれるかどうかで実質の価値が変わります。
  2. 対象外の構成品:ケーブルやコネクタホルダ、自立スタンドなど、10年保証の対象から外れる部材があるかを一覧で確認します。
  3. 窓口:施工した販売店が廃業した場合に、どこへ連絡すればよいか。メーカー直の窓口があるかを書面で残しておくと安心です。

対応車種は12メーカーに拡大|差が出るのは「停電時の起動方法」

「オムロンは対応車種が少ない」という説明を見かけますが、2026年8月時点でオムロン公式の対応車種リストに掲載されているのは12メーカーです。むしろ実用上の差は、車種の数ではなく停電時にV2Xを起動させるとき12Vシガーケーブル(別売)が要るかどうかに出ます。要のクルマは、停電の夜に車内でケーブルをつなぐ作業が発生します。

メーカー 掲載されている主な車種 停電時の12Vケーブル
日産リーフ/サクラ/アリア/e-NV2002018年式以降のリーフ・サクラ・アリアは不要
三菱アウトランダーPHEV/エクリプスクロスPHEV/eKクロスEV/i-MiEV車種・年式により不要/要
トヨタ・レクサスプリウスPHV/bZ4X/クラウン SPORT RS/アルファード・ヴェルファイアPHEV/RAV4/RZ/UX300e不要(車両操作は必要)
ホンダHonda e/N-VAN e:/N-ONE e:/Super-ONE不要(車両操作は必要)
SUBARUSOLTERRA/TRAILSEEKER不要(車両操作は必要)
マツダMX-30 EV/MX-30 ROTARY-EV/CX-60 PHEV/CX-80 PHEV不要(車両操作は必要)
BYDATTO 3/DOLPHIN/SEALION 7/SEAL/SEALION 6不要
スズキe ビターラ/e エブリイe ビターラは不要、e エブリイは
ダイハツe-ハイゼット カーゴ/e-アトレー
ヒョンデKONA/INSTER/new IONIQ 5INSTERは不要、KONA・IONIQ 5は
MINICOOPER E/COOPER SE/ACEMAN E ほか
メルセデス・ベンツEQS/EQE/EQA/EQB/S 580 e/E 350 e(対象モデルコードの指定あり)

オムロン公式「マルチV2Xシステム 対応車種」ページ(2026年8月時点)をもとに編集部が要約。年式・型式によって条件が異なるため、契約前に必ず公式の一覧で自車の型式を確認してください。

もうひとつ実務で効く注意点として、メルセデスやヒョンデの一部車種にはモデルコードや生産時期による対象・対象外の区分があります。また、車両側のソフトウェア更新でV2Xの動作が変わる可能性がある旨もオムロンが明記しています。車検証の型式を手元に置いて確認するのが確実です。

自分のクルマと自分の家で「本当に付くか」を先に確かめる

対応車種・外壁の下地・既設の太陽光パワコンの機種、この3つが揃って初めてオムロンのV2Hは成立します。タイナビ蓄電池なら、地域で対応できる施工会社に現地調査と見積もりをまとめて依頼でき、他メーカーの提案も並べて比較できます。契約前の情報収集として使って問題ありません。

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ニチコンとどちらを選ぶか、補助金はどう使うか

V2Hの国内シェアで先行するニチコンとの比較は、価格だけでなく「停電時の操作」「太陽光との連携方式」「本体の大きさ」で見方が変わります。2社の違いはV2Hはニチコンとオムロンどっち?機能・対応車種・価格の比較で、メーカーを問わない価格相場はV2Hの価格・設置費用の相場で整理しています。

補助金はV2H補助金2026とは|CEV補助金は2026年8月27日到着分で受付終了を確認してください。発注も着工も交付決定日以降という原則があり、先に工事を始めると補助はゼロになります。投資回収の考え方はV2Hは元が取れる?費用対効果の試算、導入して後悔しやすいパターンはV2Hはやめたほうがいい?後悔しやすい7つの理由にまとめました。

なお、CEVのV2H補助金は先着順で予算がなくなり次第終了します。なお、この国の補助金は2026年8月27日(木)中にセンターへ到着した申請をもって交付申請の受付を終了しました(8月28日到着分で予算額を超過。8月28日以降の到着分は無効)。当初の予定より1か月以上早い終了で、経緯はV2H補助金の予算残額と枯渇時期の試算にまとめています。これから設置する場合は、国の枠ではなく自治体の助成が使えるかを先に確認してください。

なお本体と工事費をまとめて住宅ローンに入れられるかどうかは、新築の請負金額に含められるかどうかで決まります。判断の分かれ目とリフォームローンとの利息差はV2Hは住宅ローンに組み込める?【2026年】新築同時と後付けの分岐点で整理しています。

よくある質問

先に答えると結論
本体と工事はいくらか本体(マルチV2Xシステム KPEP-Aシリーズ)のメーカー希望小売価格は1,760,000円(税込)から。設置工事費は標準で20〜30万円、分電盤や引込線の改修が絡むと40〜55万円が目安です。
補助金でどこまで下がるか令和8年度のCEV補助金は機器の上限75万円+工事の上限55万円=最大130万円。工事費側は上限まで補助されるため、工事が高くなっても実質負担はあまり動きません。
最後の決め手はどこか価格そのものより「停電時に全負荷6kVAまで要るか」「壁掛けできる壁があるか」「10年保証の対象外の部材を見積書で確認できたか」の3点です。

オムロンV2Hの価格はいくらですか?

本体(マルチV2Xシステム KPEP-A一式)のメーカー希望小売価格は1,760,000円(税込)からで、これに設置工事費が20〜55万円ほど加わります。オムロンは公式サイトで価格を公表しておらず、実売価格は販売店の仕入れルートと工事内容によって変わるため、見積もりで確認する必要があります。令和8年度のCEV補助金(機器上限75万円・工事上限55万円)を使った場合、希望小売価格ベースの実質負担は約101万円が目安です。

オムロンV2Hの10年保証には条件がありますか?

あります。オムロンは公式サイトで「長期保証には条件があります。ご購入される販売店にお問い合わせください」と明記しており、販売店側でも一部の構成品が保証サービスの対象外になる場合があると案内されています。保証の無償範囲(機器交換までか部品のみか)、出張・作業費の扱い、対象外の部材、施工店が廃業した場合の窓口の4点を、契約前に書面で確認しておくことをおすすめします。

壁がない駐車場でもオムロンV2Hは設置できますか?

設置できる場合があります。EVユニットは壁掛けが標準ですが、オプションのEVユニット用自立スタンドに取り付ける方式も用意されています。またパワーコンディショナはEVユニットと別の壁面に設置できるため、駐車スペースの形状に合わせた配置が可能です。ただしスタンド代と基礎工事が追加になるため、費用は壁掛けより上がります。

停電したとき、オムロンV2Hはどのように動きますか?

オムロンのマルチV2Xシステムは全負荷タイプで、停電時は最大6kVA(片相3.0kVA)まで家中の家電に給電できます。200VのIH調理器やエアコン、エコキュートも対象です。分電盤に自動切替機能があるため切替操作は不要で、停電が復旧すると自動的に通常運転に戻ります。ただし車種によっては、V2Xを起動させるために車両側の操作や12Vシガーケーブル(別売)の接続が必要になります。

太陽光や蓄電池がすでにある家でも、オムロンV2Hを後付けできますか?

KPEP-Aシリーズは単機能型のため、既設の太陽光発電システムがある家にも後付けできます。ただし停電時に太陽光とV2Xが連系できるかは既設の太陽光パワーコンディショナの機種によって挙動が異なるため、型番を伝えて事前に確認してください。既設の蓄電池との併設については、販売店経由で対応可否の確認が必要です。

オムロンV2Hは国の補助金の対象になりますか?

V2H充放電設備は国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金)の対象で、令和8年度は個人宅で機器上限75万円・工事上限55万円の合計最大130万円という枠が設けられています。申請受付・審査は次世代自動車振興センターが行い、受付は7〜9月が目安です。対象機器として登録されている型式かどうかは、申請前に補助対象製品一覧で確認してください。

「V2X」と「V2H」は何が違いますか?

オムロンの製品名は「マルチV2Xシステム」で、検索では「オムロン V2H 価格」と「オムロン V2X 価格」の両方が使われています。V2Hは車から家へ電気を戻す使い方、V2Xは家以外の負荷も含めた広い呼び方ですが、住宅に置く機器としての機能と価格は同じものを指します。

停電のとき12Vのシガーケーブルが必要になるのはどの車種ですか?

オムロン公式の対応車種リストでは、ダイハツのe-ハイゼット カーゴとe-アトレー、スズキのe エブリイ、ヒョンデのKONAとIONIQ 5、MINIの各車種が「要」です。日産のリーフ・サクラ・アリア(2018年式以降)、トヨタ・レクサス、ホンダ、SUBARU、マツダ、BYDは「不要」で、車両側の操作だけで起動します。

工事費が40〜55万円になるのはどんな家ですか?

分電盤の容量が足りない、引込線や幹線の改修が要る、駐車場までの配線距離が長いなど、電気設備の工事が絡む場合です。ただしCEV補助金の工事費は上限55万円まで補助されるため、標準工事の家との実質負担の差は見かけの工事費差ほどには開きません。

マルチV2Xシステムの価格は型番でどれくらい違いますか?

オムロン公式カタログの機器セットは、最も標準的な単機能V2X・一般タイプ・一般分電盤(KPEP-A-SET-4AC)の税別1,600,000円から、ハイブリッドV2X・重塩害対応・外部発電併設用(KPEP-A-SET-2HYB-EF-S)の税別2,840,000円まで8型番あります。これに配線一式の部材セットが税別84,000円〜209,000円加わり、さらに設置工事費が別途かかります。

単機能V2XとハイブリッドV2Xでは価格がどれだけ違いますか?

一般タイプの一般分電盤どうしで比べると、単機能が税別1,600,000円、ハイブリッドが税別2,400,000円で、差は800,000円です。既設の太陽光パワーコンディショナをそのまま使えるのが単機能、太陽光の電気を直流のままEVへ充電して変換ロスを減らせるのがハイブリッドです。すでに太陽光がある家は単機能で始め、パワーコンディショナが寿命を迎えた時点でV2X用PVユニットへ置き換えてハイブリッド化する段階導入もできます(マルチV2XパワーコンディショナがKPEP-A-2/KPEP-A-2S以降の場合)。

出典

  • オムロン ソーシアルソリューションズ「マルチV2Xシステム KPEP-Aシリーズ」公式製品ページ ↗(10年長期保証・全国140拠点・停電時最大6kVA・全負荷自動切替・壁掛け設置・重塩害/積雪対応)
  • オムロン ソーシアルソリューションズ「マルチV2Xシステム 対応車種」対応車種一覧 ↗(12メーカーの車名・年式・型式・12Vシガーケーブルの要否)
  • エコでんち「オムロン マルチV2Xシステム KPEP-Aシリーズ」製品情報 ↗(メーカー希望小売価格1,760,000円〜・寸法・重量)
  • エネタウン.jp「KPEP-A V2Xシステム」製品詳細 ↗(各機器の仕様表・保証期間10年・IP等級・自立出力6.0kVA)
  • 次世代自動車振興センター(NeV)クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金 公式サイト ↗(V2H充放電設備の補助上限・申請受付)

※本記事の価格・補助金額は2026年8月時点で確認できた公表情報です。実際の販売価格・工事費・交付額は販売店や申請内容によって変わります。契約前に必ず最新の公式情報と見積書でご確認ください。

これから家を建てるなら、V2Hは「間取りが決まる前」に相談しておく

新築でV2Hを入れる場合、分電盤の位置・駐車スペースまでの配管ルート・外壁の下地を設計段階で決めておくと、後付けで発生する幹線引き直しの費用がまるごと不要になります。持ち家計画は全国のハウスメーカー・工務店のカタログを無料でまとめて請求できるサービスで、EV・V2H前提の電気設備に対応できる会社かを比較検討する材料になります。

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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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