停電・災害対策に蓄電池は何kWh必要?家庭の必要容量の目安と選び方【2026年】

停電対策に必要な蓄電池容量 省エネ住宅ナビ

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地震や台風による停電に備えて家庭用蓄電池を検討するとき、最初に迷うのが「何kWhの容量を選べばいいのか」です。大きすぎれば費用がかさみ、小さすぎれば肝心なときに電気が足りません。結論から言うと、停電・災害への備えとしては最低でも5kWh、冷蔵庫や照明を保ちながら2〜3日をしのぎたいなら10〜15kWhが一つの目安です。本記事では、停電時に実際どれくらいの電力を使うのかを整理したうえで、世帯や生活スタイル別に必要容量の決め方をまとめます。

編集部の見解|必要容量は“何を何時間動かすか”から逆算

停電対策の蓄電池は「大きいほど安心」と考えがちですが、編集部は守りたい家電と稼働時間から必要容量を逆算することをおすすめします。冷蔵庫+照明+スマホ充電なら、比較的小さな容量でも数時間〜半日をしのげます。

一方、オール電化の全負荷(エアコン・IH・エコキュート)をまかなうには大容量が必要で、コストは跳ね上がります。“最低限守りたいもの”を先に決めるのが失敗しないコツです。

※本欄は公式情報をもとにした省エネ住宅ナビ編集部の分析・見解です。最終的な判断は各制度・メーカーの公式情報をご確認ください。

目次

停電時に本当に必要な電力量はどれくらい?

停電時に使う家電を最低限にしぼると、1日あたりの消費電力量はおおむね3〜5kWh程度が目安とされています。一方、オール電化住宅で調理・給湯・空調まで電気でまかなう場合は、1日10〜15kWhに達することもあります。まずは主要な家電が1日にどれくらい電気を使うか、目安を見てみましょう。

家電1日の消費電力量の目安停電時の主な用途
冷蔵庫約0.5〜1.0kWh24時間稼働・食料の保存
LED照明(数部屋)約0.2〜0.5kWh夜間の生活
スマホ充電(家族分)約0.05kWh情報収集・安否連絡
テレビ・情報端末約0.2〜0.4kWh災害情報の確認
電子レンジ・調理家電約0.3〜0.6kWh食事の準備
エアコン(1台・数時間)約1〜3kWh猛暑・厳寒期の体調管理
冷蔵庫の消費電力量(年間約200〜400kWh=1日約0.5〜1.0kWh)を基準に、その他は一般的な目安として整理。使用機種や設定で変動します。
停電時の1日の消費電力量の目安(kWh) 最低限 約3kWh(冷蔵庫+照明+スマホ) 標準 約5kWh(+テレビ・調理) オール電化 約12kWh(+空調・給湯など)

必要な蓄電池容量の目安|世帯・生活スタイル別

必要容量は「何日ぶんの停電に備えたいか」で決まります。1日あたりの使用量に、しのぎたい日数を掛けるのが基本の考え方です。冷蔵庫・照明・スマホ充電など最低限の使い方なら1日約5kWh、2〜3日をしのぐには10〜15kWhが目安になります。4人家族の一般的な備えとしては6〜10kWh程度が一つの基準です。太陽光発電を併設していれば日中に充電できるため、より小さい容量でも実用的になります。

蓄電容量しのげる目安向いている世帯
5kWh前後最低限の家電で約1日単身〜2人・まず備えたい
7kWh前後最低限+αで約1〜1.5日3〜4人家族の標準的な備え
10kWh前後節約しながら2日前後4人家族・冷蔵庫と空調を維持したい
15kWh前後2〜3日オール電化・長期停電に備えたい

容量あたりの価格や補助金を含めた総額は、家庭用蓄電池の価格相場と補助金まとめで詳しく解説しています。卒FIT後にどう使うか迷っている方は卒FIT後の売電と蓄電池どっちが得かもあわせてご覧ください。

蓄電池の容量を決める3つのポイント

①使いたい家電を 書き出す ②1日の使用量× しのぎたい日数 ③太陽光・予算で 最終調整

①停電時に使いたい家電を書き出す:冷蔵庫・照明・スマホ充電は最低限、加えてテレビや調理家電、夏冬はエアコンなど、自宅で「これは止めたくない」機器を洗い出します。②1日の使用量×しのぎたい日数を計算:洗い出した家電の1日の消費電力量を合計し、備えたい日数を掛ければ、必要な蓄電容量の目安が出ます。③太陽光の有無・設置スペース・予算で最終調整:太陽光があれば日中に再充電できるため小さめでも実用的です。設置スペースや予算とのバランスで最終的な容量を決めます。V2H(電気自動車を蓄電池代わりに使う仕組み)と組み合わせる選択肢もあります。

容量選びは各家庭の電気の使い方によって最適解が変わるため、複数社の見積もりを比べると「自宅に必要な容量」と適正価格の両方が見えてきます。

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よくある質問

停電時、蓄電池だけで何日くらい生活できますか?

使う家電を冷蔵庫・照明・スマホ充電など最低限にしぼれば、10〜15kWhの蓄電池で2〜3日が一つの目安です。エアコンを長時間使うと消費電力量が大きく増えるため、しのげる日数は短くなります。

太陽光発電がなくても停電対策になりますか?

なります。あらかじめ充電しておけば停電時に放電して使えます。ただし太陽光がないと停電が長引いたときに再充電できないため、長期停電にも備えたい場合は太陽光発電との併設が有利です。

蓄電池の容量は大きいほど良いですか?

必ずしもそうではありません。容量が大きいほど本体価格が上がり、設置スペースも必要になります。ふだんの電気の使い方と、備えたい停電日数に見合った容量を選ぶのが費用対効果の面で有利です。

オール電化の家はどれくらいの容量が必要ですか?

オール電化住宅は調理・給湯・空調をすべて電気でまかなうため1日10〜15kWh程度を使うこともあり、停電に備えるなら10kWh以上の容量が一つの目安になります。

出典

この記事の執筆・編集方針について

本記事は省エネ住宅ナビ編集部が執筆・編集しています。数値・目安は、メーカー・専門事業者・公式コラム等の公開情報を確認したうえで作成し、記事内に出典を明記しています。特定のメーカー・施工会社に属さない中立な立場で情報を整理しています。

製品仕様・容量あたりの実力は機種や使用条件で変動します。導入の最終判断は必ず各メーカー・販売店の情報をご確認ください。記載内容の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、確認のうえ速やかに訂正します。

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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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