中国電力エリアの電力会社おすすめ比較【2026年】電化Styleコースは夜間比率80%が分岐点

中国電力エリアの乗り換え分岐点は夜間比率80%であることを示すアイキャッチ

中国電力エリアで月120kWh以上使うなら、規制料金の従量電灯Aからスマートコースへ変えるだけで月167.46円(年2,009円)下がります。2026年9月5日時点の公式単価による試算です。

情報基準日: 2026-09-05

設備・世帯・地域で結論がどう入れ替わるかの全体像は電力会社の選び方 2026|省エネ設備・世帯・地域で選ぶ乗り換え完全ガイドにまとめています。この記事はそのうち「中国電力エリアの電力会社おすすめ比較」に絞って掘り下げます。

中国電力の家庭向けは5コース。従量電灯Aとスマートコースの差は、月120kWh以上ならどんな使い方でも月167.46円(年2,009円)で固定です。

オール電化向けの電化Styleコースは、夜間・休日の単価が30.35円と昼の44.40円より14.05円安い一方で、基本料金が月2,018.72円かかります。月400kWhの家では、電力量の80.0%を夜間・休日へ寄せないとスマートコースに勝てません。

広島ガスの「エコプランM」は最低料金が47.01円安いかわりに電力量料金が全段階0.08円高く、月602.6kWhを超えると中国電力スマートコースに逆転されます。この記事の単価はすべて2026年9月5日に各社公式で確認したものです。

この記事の要点

  • スマートコースは従量電灯Aの完全上位互換ではない。燃料費調整の上限がある/ないという差がある
  • 電化Styleコースの夜間・休日は週168時間のうち108時間(64.3%)。何もしなくても6割はこの帯に入る
  • それでも月400kWhでは80.0%が必要。エコキュートなど能動的な負荷移行がないと届かない
  • おひさまシフトコースは2026年10月1日から「ひるeco電化コース」へ改称。太陽光がある家は最適にならないことがあると公式が明記
  • 中国電力の夜間30.35円は、当サイトが確認した5エリアで最も高い夜間単価。差が大きいのは昼が高いから

この記事の比較基準|公式単価のみ・アフィリエイト順位なし・情報基準日

  • 料金は各社の公式サイトと供給約款に記載された単価だけを使って計算しています。実際の請求額は使用量・契約容量・燃料費調整額・再エネ賦課金で変わります。
  • 紹介する順序や掲載の有無を広告の成果報酬で変えていません。提携のあるサービスを案内する場合は記事の冒頭にPR表記を置いています。
  • 年額の差は前提の使用量と計算式を本文に明記し、条件によって結果が変わるため「最安」と断定する表現は使いません
  • 情報基準日: 2026-09-12(単価の改定を確認した場合は本文の表と基準日を更新します)
目次

中国電力の家庭向けは5コース|従量電灯Aとの差は月167.46円で固定

中国電力エリア(鳥取・島根・岡山・広島・山口)で新規に申し込める家庭向けメニューは、規制料金の「従量電灯A」と、自由料金の「ぐっとずっと。プラン」5コースです。ぐっとずっと。プランはスマートコース・シンプルコース・ナイトホリデーコース・電化Styleコース・おひさまシフトコースの5つに分かれます。

まず単価をそのまま並べます。すべて税込で、燃料費等調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。

メニュー基本料金・最低料金電力量料金
従量電灯A(規制)最低料金 759.68円(15kWhまで)32.75円 / 39.43円 / 41.55円
スマートコース最低料金 669.92円(15kWhまで)32.01円 / 39.43円 / 41.55円
シンプルコース基本料金なし(最低月額 1,844.70円)一律 38.21円
ナイトホリデーコース基本料金なし(最低月額 1,844.70円)昼 49.44/46.98円・夜と休日 34.65円
電化Styleコース基本料金 2,018.72円(10kWまで)昼 46.46/44.40円・夜と休日 30.35円
おひさまシフトコース基本料金 2,018.72円(10kWまで)ひるeco 35.88/28.50円・よる 35.88円
図1|中国電力の家庭向けメニューの単価(税込・2026年9月5日に中国電力公式の単価表で確認)。3段階の電力量料金は「15kWh超120kWhまで/120kWh超300kWhまで/300kWh超」の順。昼の2つの数字は夏季(7月1日〜9月30日)とその他季の順。

従量電灯Aとスマートコースは、120kWh超の2段階が39.43円・41.55円で完全に同じです。違うのは最低料金の89.76円と、第1段階の0.74円だけ。したがって月120kWh以上使う家では、差額は使用量に関係なく89.76円+0.74円×105kWh=167.46円/月(年2,009円)で一定になります。

「スマートコースのほうが必ず安い」ではありません。中国電力は公式ページで、規制料金の従量電灯Aには燃料費調整の上限を設けているがぐっとずっと。プランには設けていない、と明記しています。燃料価格が高騰した場合や、検針票などを書面で発行する手数料(各55円/月)がかかる場合には、従量電灯Aのほうが割安になることがあります。上限の話は本記事の後半で数値化します。

シンプルコースは基本料金がなく一律38.21円。中国電力は「月平均400kWhを超える場合はスマートコースより割安」と案内しています。実際に解くと、スマートコースの300kWh超の式は「41.55円×使用量−1,336.63円」なので、38.21円×使用量と等しくなるのは400.19kWh。公式の案内と1kWh未満の精度で一致します。

オール電化・エコキュートの家|夜間と休日は週168時間のうち108時間ある

電化Styleコースとナイトホリデーコースは、時間帯の切り方がまったく同じです。デイタイムが平日の9時〜21時、ナイトタイムが平日の0時〜9時と21時〜24時、ホリデータイムが土曜・日曜・祝日と1月2日〜4日・5月1日・5月2日・12月30日・12月31日の全日。

電化Styleコース・ナイトホリデーコースの1週間(横軸は0時から24時) 平日 0〜9時 夜間 9〜21時 デイタイム 21〜24時 土日祝 全日 ホリデータイム 30.35円/kWh(夜間・休日) 44.40円/kWh(デイタイム・その他季) 安い帯は 平日12時間 × 5日 + 休日24時間 × 2日 = 週108時間 週168時間の 64.3% が安い時間帯にあたる
図2|時間帯区分は中国電力公式の電化Styleコース・ナイトホリデーコースのページ(2026年9月5日確認)。祝日の並びによって週あたりの時間数は変動する。

ここが中国電力の特徴です。安い時間帯が週168時間のうち108時間=64.3%を占めます。東京電力エナジーパートナーのスマートライフS・Lは夜間が午前1時〜6時の5時間しかなく、週に直すと35時間(20.8%)です。中国電力の夜間・休日は、その3倍以上の長さがあります。

エコキュートの沸き上げは1日あたり数時間で足りるので、夜間の長さそのものはどのエリアでも問題になりません。効いてくるのは沸き上げ以外の生活の電気がどれだけ安い帯に入るかのほうです。平日の朝と夜、そして土日まるごとが安いという中国電力の切り方は、共働きで平日日中は不在という世帯にきれいに合います。

電化Styleコースの損益分岐|月400kWhなら夜間・休日比率80.0%が必要

電化Styleコースには基本料金が月2,018.72円かかります。スマートコースの最低料金669.92円との差は月1,348.80円、年16,185円。この固定費を、夜間・休日の単価差14.05円(その他季)で取り返せるかどうかが判断のすべてです。

月の使用量を X、夜間・休日に使う電力量の割合を r とすると、両コースが釣り合うのは次の式のときです(その他季・300kWh超の帯で計算)。

2,018.72 + 44.40X − 14.05rX = 41.55X − 1,336.63
 → r =(3,355.35 + 2.85X)÷ 14.05X

月の使用量必要な夜間・休日比率判定
300kWh99.9%事実上不可能
400kWh80.0%エコキュートがあっても厳しい
500kWh68.0%時間帯の64.3%をわずかに上回る必要
600kWh60.1%平均的な使い方でも届きうる
800kWh50.1%余裕をもって有利
1,000kWh44.2%余裕をもって有利
図3|電化Styleコースがスマートコースと釣り合う夜間・休日比率。中国電力公式の単価(税込)から当サイトが算出。その他季(4月〜6月・10月〜翌3月)の単価で計算しており、夏季は昼が46.46円になるため必要比率はさらに下がる。燃料費等調整額と再エネ賦課金は両コース同額なので相殺される。
電化Styleコースが得になるために必要な夜間・休日比率 64.3%=時間帯そのものの長さ 月300kWh99.9% 月400kWh80.0% 月500kWh68.0% 月600kWh60.1% 月800kWh50.1% 月1,000kWh44.2% 黄色の線より棒が短ければ、平均的な使い方でも電化Styleコースが有利になりうる
図4|横軸は0%から100%。中国電力公式の単価から当サイトが算出(2026年9月5日)。

読み方はこうです。時間帯そのものが週の64.3%を占めるので、生活が平均的に散らばっているだけでも夜間・休日比率は6割前後になります。月600kWh以上の家なら、特別な工夫をしなくても電化Styleコースが有利になりえます。逆に月300kWh〜400kWhの家では80%以上が必要で、これはエコキュートの沸き上げを足してもなお足りない水準です。

注意:電化Styleコースは誰でも入れるわけではありません。1kVA以上の夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器を使用していることが適用条件で、加入後は原則1年間ほかのメニューへ変更できません。エコキュートを新設して加入する場合は電気工事店を通じた申し込みが必要です(中国電力公式・2026年9月5日確認)。

昼夜の差は5エリアで最大|ただし夜間単価そのものは最も高い

当サイトはこれまでに関東・関西・中部・九州・北海道・東北のオール電化向けメニューを同じ手順で調べています。中国電力の電化Styleコースを並べると、昼夜差は最大でした。

エリア・メニュー昼の単価夜の単価
中国電力 電化Styleコース(その他季)44.40円30.35円14.05円
中国電力 電化Styleコース(夏季)46.46円30.35円16.11円
九州電力 電化でナイト・セレクト(夏冬)27.63円14.59円13.04円
九州電力 電化でナイト・セレクト(春秋)24.74円14.59円10.15円
北海道電力 エネとくスマートプラン38.22円29.44円8.78円
東京電力EP スマートライフS・L35.76円27.86円7.90円
東北電力 よりそう+スマートタイム7.00円
図5|各社公式の単価(税込)を当サイトが集約。中国電力・北海道電力・東京電力エナジーパートナー・九州電力・東北電力の各料金表による。東北電力は当サイトの東北版記事で確認した差額のみを記載。

ここで見落とされやすいのが、差が大きい理由は「夜が安いから」ではなく「昼が高いから」だという点です。夜の単価だけを並べると、九州14.59円<東京27.86円<北海道29.44円<中国30.35円で、中国電力が最も高い。中国電力の電化Styleコースは、蓄電池やEVで夜に大量に充電して昼に使い切るという運用をしても、1kWhあたりの仕入れ値は決して安くありません。

したがって中国エリアで蓄電池やV2Hを検討する場合、回収の源泉は「夜間へのシフト」ではなく「太陽光の自家消費」に置くのが実態に合います。2026年度に認定を受けた10kW未満の売電単価は1〜4年目24円・5〜10年目8.3円なので、5年目以降は自家消費1kWhあたりの価値が売電の3倍以上になります。

太陽光・おひさまエコキュートの家|おひさまシフトコースは10月1日から名称が変わる

おひさまシフトコースは、夜より昼が安いという珍しい形をしています。ひるecoタイムは8時〜16時で、その他季28.50円、よるタイム35.88円。差は7.38円で昼が安い側です。ただし夏季(7月1日〜9月30日)は昼夜とも35.88円で同一になります。

時間帯時間夏季(7月〜9月)その他季
ひるecoタイム8時〜16時35.88円28.50円
よるタイム0時〜8時、16時〜24時35.88円35.88円
図6|おひさまシフトコースの単価(税込・中国電力公式で2026年9月5日確認)。基本料金は10kWまで1契約2,018.72円。

2026年10月1日から「ぐっとずっと。プラン ひるeco電化コース」へ名称が変わります。中国電力が公式ページで告知しています(2026年9月5日確認)。単価や時間帯の変更については同ページに記載がないため、加入時は最新の単価表を確認してください。

注目したいのは、中国電力自身が次のように書いていることです。「太陽光発電システムを設置している場合は、昼間に使用される電気が太陽光による自家発電で賄われるため、売電収入が減少することや、おひさまシフトコースが最適メニューとならないことがあります」。

「太陽光があるなら昼が安いプラン」という直感と逆です。太陽光がある家は、昼の電気をそもそも買っていません。昼の単価を下げても割り引かれる母数が小さく、かわりに余剰を売る量が減るだけになります。このコースが本当に効くのは、太陽光がない家におひさまエコキュートを入れて、昼に沸き上げる場合です。中国エリアは再生可能エネルギーの出力制御が多く、昼の卸価格が下がりやすいことがこのメニューの背景にあります。実際、中国電力の2026年10月分の資料では、中国エリアの卸価格は全日平均12.94円に対し8時〜16時の平均が9.28円で、昼が28.3%安いという実測値が出ています。

広島ガス「エコプラン」との比較|月602.6kWhで逆転する

中国エリアで都市ガスとセットにできる代表格が広島ガスの「エコプラン」です。広島ガス自身が、エコプランMは中国電力のスマートコース相当、エコプランLはシンプルコース相当と説明しています。単価を並べると設計が透けます。

料金区分中国電力 スマートコース広島ガス エコプランM
最低料金(15kWhまで)669.92円622.91円広島ガスが47.01円安い
15kWh超120kWhまで32.01円32.09円広島ガスが0.08円高い
120kWh超300kWhまで39.43円39.51円広島ガスが0.08円高い
300kWh超41.55円41.63円広島ガスが0.08円高い
図7|中国電力公式および広島ガス公式の単価表(税込・2026年9月5日確認)。

固定費を47.01円下げるかわりに、従量部分を全段階で0.08円上げる設計です。したがって差額は「47.01円 − 0.08円 ×(使用量 − 15kWh)」となり、使用量が602.6kWhになった時点でちょうどゼロ、それ以上では中国電力のほうが安くなります。

月の使用量月の差額年の差額
200kWh広島ガスが32.21円安い約386円
300kWh広島ガスが24.21円安い約291円
400kWh広島ガスが16.21円安い約195円
500kWh広島ガスが8.21円安い約99円
602.6kWh差なし0円
700kWh中国電力が7.79円安い約93円
1,000kWh中国電力が31.79円安い約381円
図8|本体料金のみの比較。燃料費等調整と再エネ賦課金は両社とも基準燃料価格80,300円/kl・基準単価0.212円で同一体系のため相殺される。当サイトが公式単価から算出。

つまり電気側で得られるのは年400円未満です。広島ガスのエコプランは広島ガスの都市ガス(または指定グループ会社のプロパンガス)を使っていることが加入条件なので、「電気を安くするためにガスを乗り換える」順序は成り立ちません。すでに広島ガスを使っている人が、手間ゼロで年数百円を拾えるかどうか、という位置づけの選択肢です。

エコプランLも同じ構造で、一律単価が38.17円と中国電力シンプルコースの38.21円より0.04円だけ安く、月400kWhなら年192円の差にとどまります。

燃料費調整の上限|規制料金にはあり、ぐっとずっと。プランにはない

ここまで本体の単価だけを比べてきましたが、請求額にはもうひとつ大きな要素があります。燃料費等調整額です。中国電力の2026年10月分(=9月使用分)の低圧の単価は、次のように分解されています。

項目2026年9月分2026年10月分
燃料費調整単価▲8.46円/kWh▲7.97円/kWh
政府の電気・ガス料金支援(特別措置)▲4.50円/kWh▲3.50円/kWh
離島ユニバーサルサービス調整単価+0.03円/kWh+0.04円/kWh
燃料費等調整単価の合計▲12.93円/kWh▲11.43円/kWh
図9|中国電力「燃料費等調整単価表」(2026年8月28日付・2026年9月5日確認)。同社の「○月分」は検針月を指すため、10月分=9月使用分にあたる。

この表からわかることが2つあります。

1つ目は政府支援がいつ切れるか。2026年夏の電気・ガス料金支援は7月〜9月使用分が対象で、10月使用分以降は2026年9月5日時点で公表がありません。10月分の▲3.50円が消えると、月400kWhの家では月1,400円、月600kWhなら月2,100円の実質値上げになります。11月検針分の請求書が高く見えるのは、単価が上がったからではなく値引きが終わったからです。

2つ目は上限の有無。中国電力の燃料費調整は、基準燃料価格80,300円/kl・基準単価0.212円(1,000円/klあたり)で計算されます。2026年10月分の平均燃料価格は42,700円/klでしたから、(80,300 − 42,700)÷ 1,000 × 0.212 = 7.97円。公表値の▲7.97円と完全に一致します。9月分も(80,300 − 40,400)÷ 1,000 × 0.212 = 8.46円で一致するので、この式で自分の検針票を検算できます。

規制料金の従量電灯Aは、平均燃料価格が120,500円/klを超えた分を調整に反映しません。上限に張り付いたときの単価は(120,500 − 80,300)÷ 1,000 × 0.212 = +8.52円/kWhで、そこで頭打ちになります。ぐっとずっと。プランにはこの上限がありません。ただし、その差が現れるのは平均燃料価格が今の42,700円/klから2.82倍になったときです。それより手前の水準では、両者の燃料費等調整単価は同額になります。

この記事は「最も安いプラン」を断定するものではありません。燃料費等調整単価は毎月変わり、上限の有無は将来の燃料価格に依存します。検針票の使用量と時間帯の内訳を確認したうえで、各社の公式シミュレーションで試算してから判断してください。

タイプ別の結論

住まいと設備まず見るメニュー理由
ガス併用・月400kWh以下スマートコース従量電灯Aより月167.46円安い。時間帯を気にしなくてよい
ガス併用・月400kWh超シンプルコース分岐点は400.19kWh。基本料金がなく一律38.21円
オール電化・エコキュートあり・月600kWh以上電化Styleコース必要な夜間・休日比率60.1%は時間帯の長さ64.3%以下
オール電化・月400kWh前後電化Styleコースは要検算80.0%が必要。基本料金2,018.72円を取り返せない可能性
蓄熱機器なし・夜と休日に偏るナイトホリデーコース基本料金がなく最低月額1,844.70円のみ。適用条件が軽い
おひさまエコキュートあり・太陽光なしおひさまシフトコースその他季の昼が28.50円。10月から「ひるeco電化コース」
太陽光ありおひさまシフトコースは慎重に昼は自家発電で賄われるため割引の母数が小さい(公式が明記)
広島ガスを使っているエコプランも候補ただし電気側の差は年400円未満。602.6kWhで逆転
図10|本記事の算出結果をまとめたもの。実際の請求額は時間帯別の使用実績で変わるため、各社の公式シミュレーションで確認すること。

よくある質問

従量電灯Aからスマートコースに変えると、必ず安くなりますか?

本体料金だけで見れば、月120kWh以上使う家では月167.46円(年2,009円)安くなります。ただし中国電力は、規制料金の従量電灯Aには燃料費調整の上限があり、ぐっとずっと。プランにはないと明記しています。燃料価格が高騰した局面では従量電灯Aのほうが割安になることがあります。また、検針票などを書面で受け取ると1件あたり月55円(税込)の手数料がかかるため、書面を希望する場合は年1,320円が差額を上回ることもあります。

エコキュートがあれば電化Styleコースにしたほうが得ですか?

使用量によります。電化Styleコースには月2,018.72円の基本料金があるため、その他季の単価で計算すると、月400kWhの家では電力量の80.0%を夜間・休日へ寄せる必要があります。エコキュートの沸き上げは家庭の電力の2割から3割程度なので、これだけでは届きません。月600kWh以上なら必要比率が60.1%まで下がり、安い時間帯の長さ(週の64.3%)を下回るため有利になりやすくなります。加入後は原則1年間ほかのメニューへ変更できない点にも注意してください。

太陽光を載せているなら、おひさまシフトコースが合いますか?

中国電力自身が、太陽光発電システムを設置している場合は昼の電気が自家発電で賄われるため売電収入が減ることや、おひさまシフトコースが最適メニューにならないことがある、と公式ページに書いています。昼が安いプランの恩恵は「昼に買う電気」に対してしか働かないためです。太陽光がある家では、夜の単価が安いメニューを軸に検討するほうが噛み合います。

出典

  • 中国電力「電気料金単価表(電灯)」(2026年9月5日確認)
  • 中国電力「電気料金単価表(電灯・電力 サービス約款)」(2026年9月5日確認)
  • 中国電力「ぐっとずっと。プラン 電化Styleコース」(2026年9月5日確認)
  • 中国電力「ぐっとずっと。プラン おひさまシフトコース」(2026年9月5日確認)
  • 中国電力「ぐっとずっと。プラン シンプルコース」「ナイトホリデーコース」(2026年9月5日確認)
  • 中国電力「燃料費等調整単価表」2026年8月28日付(2026年9月5日確認)
  • 広島ガス「エコプラン 料金について」(2026年9月5日確認)
  • 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」(2026年9月5日確認)
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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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