沖縄の電力会社おすすめ比較【2026年】グッドバリュープランが得になるのは月265.8kWhから

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沖縄で電気代を下げたいなら、月265.8kWhが分かれ目です。それ未満なら沖縄ガスニューパワーのCO2ゼロ従量電灯プラン、超えるなら沖縄電力のグッドバリュープランが安くなります(2026年9月7日時点の公式単価で試算)。

情報基準日: 2026-09-07

設備・世帯・地域で結論がどう入れ替わるかの全体像は電力会社の選び方 2026|省エネ設備・世帯・地域で選ぶ乗り換え完全ガイドにまとめています。この記事はそのうち「沖縄の電力会社おすすめ比較」に絞って掘り下げます。

結論1|沖縄本島で家庭向けの従量電灯相当を選べるのは、公式サイトで確認できた範囲では沖縄電力と沖縄ガスニューパワーの2社だけです。
結論2|沖縄電力の従量電灯は300kWhを超える部分が1kWh47.72円で、当サイトが比較した6エリアの中で最も高い単価です。
結論3|プレミアムバリュープランは「400kWh超向け」と案内されていますが、グッドバリュープランとの実際の分岐点は月393.3kWhです。

この記事の要点

  • 沖縄電力の家庭向けは従量電灯・グッドバリュープラン・プレミアムバリュープラン・従量電灯plus・Eeスマートの5つ
  • 月200kWhなら沖縄ガスニューパワーが月70円安く、月300kWhならグッドバリュープランが月86.4円安い
  • オール電化のEeホーム・時間帯別電灯は2025年9月30日で新規受付終了し、新規はEeスマートのみ
  • グッドバリュー・プレミアムバリュー・従量電灯plusは離島(宮古・八重山・久米島など)が対象外
  • 2026年10月分の燃料費等調整単価には国の支援(低埣3.5円/kWh)が入っており、月300kWhで月約1,050円分にあたる

この記事の比較基準|公式単価のみ・アフィリエイト順位なし・情報基準日

  • 料金は各社の公式サイトと供給約款に記載された単価だけを使って計算しています。実際の請求額は使用量・契約容量・燃料費調整額・再エネ賦課金で変わります。
  • 紹介する順序や掲載の有無を広告の成果報酬で変えていません。提携のあるサービスを案内する場合は記事の冒頭にPR表記を置いています。
  • 年額の差は前提の使用量と計算式を本文に明記し、条件によって結果が変わるため「最安」と断定する表現は使いません
  • 情報基準日: 2026-09-13(単価の改定を確認した場合は本文の表と基準日を更新します)
目次

沖縄で選べる電力会社は実質2社|本土の新電力は入ってこない

沖縄の電力系統は本土と連系線でつながっていません。そのため、卸電力市場から安く電力を調達して全国で売るという新電力のモデルがそのままは成立しません。実際、当サイトが2026年9月7日に公式サイトで確認できた範囲では、沖縄本島の一般家庭(低圧・従量電灯相当)に電気を売っているのは沖縄電力と沖縄ガスニューパワーの2社です。本土で見かける「基本料金ゼロ」「市場連動」のようなプランは、沖縄エリアでは選択肢に入ってきません。

さらに、沖縄電力の自由料金メニュー(グッドバリュープラン・プレミアムバリュープラン・従量電灯plus)は、公式の注意事項で「離島地域(宮古・八重山・久米島など)は対象外」と明記されています。離島に住む場合、実質的な選択肢は従量電灯とEeスマートに限られます。

沖縄電力の家庭向け5メニューを公式単価で並べる

まずは下地となる単価をそろえます。沖縄電力の従量電灯は、本土の大手電力が採用するアンペア別の基本料金ではなく、最低料金制(最初の10kWhまで1契約643.05円)を採っています。アンペアを下げて基本料金を安くするという節約は、沖縄では成立しません。

図1|沖縄電力の家庭向けメニュー別単価(税込・2026年9月7日取得)
メニュー基本料金・最低料金10〜120kWh120〜300kWh300kWh超
従量電灯(規制)643.05円/契約40.20円45.74円47.72円
従量電灯plus643.05円/契約40.20円45.74円47.72円
グッドバリュープラン643.05円/契約40.20円45.26円46.59円
プレミアムバリュープラン17,560.08円(400kWhまで包含)400kWh超 43.62円
沖縄ガスニューパワーCO2ゼロ従量電灯573.05円/契約40.20円45.74円47.22円

出典: 沖縄電力「ご家庭向け電気料金メニュー」各プランページ、沖縄ガスニューパワー「料金について」(いずれも2026-09-07取得)。燃料費等調整額と再エネ賦課金は含みません。

表を並べると、従量電灯と従量電灯plusは単価が完全に同じです。差はポイントの溜まりやすさだけで、電気料金そのものは1円も変わりません。一方でグッドバリュープランは120kWhを超える帯だけが0.48円、300kWhを超える帯が1.13円安くなります。

世帯別の年額試算|1人200kWh・2人300kWh・4人450kWh

単価を見ても実感は湧かないので、使用量を固定して金額に直します。以下は燃料費等調整額と再エネ賦課金を除いた本体料金です。両方ともメニューを変えても同じルールでかかるため、比較の差額にはほぼ影響しません。

図2|使用量別の月額と、従量電灯との年差額(税込・燃調と賦課金を除く)
使用量従量電灯グッドバリュー沖縄ガスNPプレミアムバリュー
月200kWh(単身)8,724円8,686円(年−461円)8,654円(年−840円)17,560円(年+106,030円)
月300kWh(2人)13,298円13,212円(年−1,037円)13,228円(年−840円)17,560円(年+51,142円)
月450kWh(4人)20,456円20,200円(年−3,071円)20,311円(年−1,740円)19,741円(年−8,582円)

出典: 図1の単価から当サイトが算出(2026-09-07)。実際の請求額は燃料費等調整額と再エネ賦課金で変動します。

プレミアムバリュープランは「最初の400kWhまでを基本料金17,560.08円に含める」形式なので、400kWhを大きく下回る世帯が選ぶと損失が大きくなります。上の表の200kWh・300kWhの行は、その定額部分をそのまま適用した場合の金額です(全く電気を使わない場合の基本料金は859.04円と公式に記載があります)。

使用量帯で最安のメニューは入れ替わる|265.8kWhと393.3kWh

上の3点だけだと自分の使用量に当てはめにくいため、境目を式で出します。グッドバリュープランが従量電灯より安くなる額は120〜300kWhの帯で「0.48円×(使用量−120)」、沖縄ガスニューパワーは最低料金の差だけなので一律70円です。両者が釣り合うのは70÷0.48+120=265.8kWhです。

図3|使用量帯ごとの最安メニュー
使用量帯別の最安メニュー(本体料金ベース)沖縄ガスニューパワー〜265.8kWhグッドバリュー265.8〜393.3プレミアムバリュー393.3kWh〜0100200300400500600月の使用量(kWh)

出典: 図1の公式単価から当サイトが算出(2026-09-07)。オール電化住宅はEeスマートが別軸になるため含めていません。

もう一つの境目はプレミアムバリュープランです。公式は「毎月の使用電力量が400kWhを超えるお客さまにおすすめ」と案内していますが、グッドバリュープランとの実際の釣り合い点はそれより手前にあります。グッドバリュープランの300kWh時の額13,211.85円に46.59円を積み上げていき、プレミアムの17,560.08円に並ぶのは月393.3kWhです。従量電灯との比較なら月389.3kWhです。

つまり、月390〜400kWhの世帯は、公式の目安だけを見て「まだ400kWhを超えていないから」と見送すと、年数千円の差を取りこぼします。逆に夏だけ400kWhを超えて冬は200kWh台という世帯は、定額部分が重くのしかかるので年合計では損になりやすい点に注意が必要です。

オール電化はEeスマート一択になった|全電化割引がないなら夜間比率51.4%が必要

沖縄電力のオール電化向けメニューはEeらいふが2017年3月31日で、Eeホーム(ホリデー・フラット)と時間帯別電灯が2025年9月30日で新規受付を終了しました。これからエコキュートやIHを入れる世帯が選べるのはEeスマートだけです。既存契約者が一度解約すると再加入できない点も公式が明記しています。

図4|Eeスマートと従量電灯の比較(月450kWh・夜間比率40%の場合)
項目Eeスマート従量電灯
基本料金・最低料金2,503.60円643.05円
昼間(7時〜23時)45.32円/kWh段階制 40.20〜47.72円
夜間(23時〜7時)34.77円/kWh同上(時間帯別なし)
割引全電化住宅なら10%(上限3,300円/月)なし
月額(試算)18,899円20,456円
年差額約18,690円安い

出典: 沖縄電力「Eeスマート」及び「従量電灯」の単価表(2026-09-07取得)をもとに当サイトが試算。燃料費等調整額と再エネ賦課金は含みません。

この表で見てほしいのは、Eeスマートの強さが夜間単価ではなく全電化割引にあることです。月450kWhの前提で計算すると、割引があれば夜間比率がわずか3.5%でも従量電灯を下回りますが、割引がない場合は夜間比率51.4%が必要になります。給湯・厨房・冷暖房のどれかにガスや灰油が残っている家はEeスマートにしても安くならない可能性が高い、と言い換えられます。

もう一点、沖縄の夜間単価34.77円は、当サイトがこれまで調べたエリアの中で最も高い水準です。夜間帯も毎日23時〜翌7時の8時間だけで、週の33.3%しかありません。エコキュートの沸き上げ時刻がこの帯に収まっているかを、契約前に確認しておく価値があります。

燃料費等調整と国の支援|月300kWhで支援分は月約1,050円

ここまでの金額には燃料費等調整額を入れていません。沖縄電力が公表した2026年10月分(=9月使用分)の燃料費等調整単価は、従量電灯・グッドバリュープラン・従量電灯plusで「最初の10kWhまでの1契約につき▲129.69円、これを超える1kWhにつき▲13.00円」(離島ユニバーサルサービス調整単価を含む合計)です。

この単価には国の電気・ガス料金支援(低埣3.5円/kWh)が反映されています。支援を反映する前の単価は「1契約▲94.69円・1kWh▲9.50円」ですから、月300kWhの世帯では35.00円+290kWh×3.50円=1,050.00円が支援による値引き分です。年に直すと12,600円になります。支援は恒久的な制度ではないため、終了すればこの分がそのまま負担に戻ります。

図5|乗り換え前に見落としやすい3点

  1. グッドバリュープランとプレミアムバリュープランは自由料金で、公式が「燃料費等調整額の上限値設定はありません」と明記しています。燃料価格が高騰した局面では規制料金の従量電灯より高くなる可能性があります
  2. 自由料金メニューは原則として紙の使用量のお知らせが発行されず、紙での発行を希望すると書面発行手数料220円/月がかかります
  3. 離島地域(宮古・八重山・久米島など)は自由料金メニューの対象外です

メニューを決めるための3つの質問

ここまでの数字を、検釜票を見ながらたどれる順序に並べ直します。先月だけでなく、可能なら直近12か月分の使用量を手元に置いてから進めてください。沖縄は夏の冷房で使用量が大きく振れるため、年平均で見ないと判断を誤ります。

図6|判断チェックリスト

  1. 給湯・厨房・冷暖房のすべてが電気か?→ はいならEeスマート。全電化割引10%が付くため、夜間比率3.5%以上で従量電灯を下回る(月450kWhの場合)
  2. 年平均の月使用量は393kWhを超えるか?→ 超えるならプレミアムバリュープランが候補。ただし季節変動が大きい家は年12か月分で合計を取り直す
  3. 月266kWhを超えるか?→ 超えるならグッドバリュープラン、下回るなら沖縄ガスニューパワーのCO2ゼロ従量電灯プランが安い

離島に住む場合は自由料金メニューが使えないため、従量電灯かEeスマートの2択になります。

なお、従量電灯・グッドバリュープラン・従量電灯plusを使っていて200Vのクッキングヒーターを置いている家は、オプションの「ちゅらクック割引」で基本料金と電力量料金の合計から3%(上限550円/月)が引かれます。オール電化ではなくてもIHだけ入れている家は、ここを見落としていないか確認してください。月300kWhの世帯なら割引対象額13,298円×3%=月399円、年にして4,787円の差になります。

よくある質問

沖縄でも電力会社を切り替えられますか?

切り替えられます。ただし選択肢は少なく、当サイトが2026年9月7日に公式サイトで確認できた範囲では、沖縄本島の一般家庭向けに従量電灯相当のプランを売っているのは沖縄電力と沖縄ガスニューパワーの2社です。本土で広く見られる市場連動型や基本料金0円型の新電力は、沖縄エリアでは一般的ではありません。

グッドバリュープランと従量電灯はどちらが安いですか?

本体料金だけで見れば、月120kWhを超える世帯はグッドバリュープランのほうが安くなります。差額は120〜300kWhの帯で「0.48円×(使用量−120)」で、月300kWhなら86.4円、月450kWhなら255.9円です。ただしグッドバリュープランは燃料費等調整額の上限がないため、燃料価格が高騰する局面では逆転する可能性があります。

プレミアムバリュープランは400kWhを超えないと損ですか?

公式の目安は400kWh超ですが、公式単価から計算すると実際の分岐点はもう少し手前です。グッドバリュープランとは月393.3kWh、従量電灯とは月389.3kWhで釣り合います。ただし定額部分が大きいため、使用量が季節で大きく振れる家は年合計で判断してください。

出典と取得日

  • 沖縄電力「ご家庭向け電気料金メニュー」及び各メニューの料金単価表(従量電灯・グッドバリュープラン・プレミアムバリュープラン・従量電灯plus・Eeスマート・ちゅらクック割引)、okiden.co.jp、2026-09-07取得
  • 沖縄電力「2026年10月分の電気料金に適用する燃料費等調整単価」(2026年8月28日付)、2026-09-07取得
  • 株式会社沖縄ガスニューパワー「料金について」(CO2ゼロ従量電灯プラン)、ognp.co.jp、2026-09-07取得
  • 沖縄電力「再生可能エネルギー発電促進賦課金について」、2026-09-07取得

本記事の金額はすべて税込で、燃料費等調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いた本体料金です(燃料費等調整の節を除く)。賦課金はどの会社・どのメニューでも同じ単価がかかるため、比較の差額には影響しません。実際の契約前には必ず各社公式の最新単価と約款をご確認ください。

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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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