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結論①:玄関ドアだけの交換では、補助金は1円も出ません。先進的窓リノベ2026事業のドア交換は「窓の工事と同一契約・同時申請」が絶対条件です。
結論②:戸建の玄関ドア(中サイズ・カバー工法)の補助額は66,000円〜138,000円。断熱性能区分が1段違うと、補助額は2倍以上変わります。
結論③:工事費25〜40万円に対して実質負担はおおむね12〜27万円。ドア単体で見ると「半額」まではいかないケースが多いのが実際のところです。
この記事の要点(2026年8月26日確認)
- 玄関ドア交換は先進的窓リノベ2026の補助対象。ただし窓の工事と同一契約・同時申請が必須
- 補助額(戸建・カバー工法・中サイズ):P(SS)138,000円/S 92,000円/A 66,000円
- 中高層集合住宅(4階建以上)は単価が高い:中サイズでP 156,000円/S 104,000円/A 92,000円
- サイズ区分はドアの面積で判定:特大4.0㎡以上/大2.8〜4.0/中1.6〜2.8/小1.0〜1.6
- カバー工法の工事費相場は25〜40万円前後、高断熱・高機能タイプで40〜70万円
- 内廊下に面する玄関ドア、ドア板のガラスのみの交換は対象外。ドア数を増やす工事も原則対象外(BELS等で断熱等性能等級5を示せば対象)
- はつり工法は別単価。戸建・中サイズでP 110,000円/S 68,000円/A 48,000円と、カバー工法より18.8〜29.3%低い
- 玄関ドアだけの工事はみらいエコ住宅2026事業でも対象外。公式が玄関ホールを「居室」に含めていないため
- 内窓は1か所だけでは補助金が出ないことがある【2026年】下限5万円と必要な箇所数
編集部の見解|「ドアだけ替えたい」動機で動くと補助がゼロになる、という制度の噛み合わなさ
この制度の最大のクセは、玄関ドアが単独では補助対象にならない点です。公式の対象外リストには「ドア交換のみを補助対象とする工事」「窓と同一の契約でない工事」が並んでいます。ところが実際の住まい手の動機は「玄関が寒い」「隙間風がある」というドア起点であることが多く、制度側の設計と生活者の動機がずれています。編集部としては、玄関ドアの交換を考え始めた時点で、同じタイミングで内窓を入れる窓を1〜2箇所セットで検討することを強くおすすめします。内窓は腰高窓なら1箇所5〜12万円で、これを同一契約に含めるだけでドアの66,000〜138,000円が丸ごと生きるからです。
もう一点、費用対効果の見方です。ドアの補助額は性能区分でP(Ud1.1以下)138,000円、S(Ud1.5以下)92,000円、A(Ud1.9以下)66,000円と大きく開きます(戸建・中サイズ)。上位グレードのドアは製品価格も上がりますが、補助の差額7.2万円は製品価格差を上回ることが少なくありません。カタログの見た目や採光デザインで選ぶ前に、まずUd値がどの区分に入るかを確認したほうが、同じ予算でも手残りが良くなります。性能区分とサイズはメーカーの性能証明書に記載されているので、見積段階で提示を求めてください。
利用者の声から:玄関ドアの断熱交換については、口コミや体験談を見ていくと「後悔した」という声は意外なほど少なく、「隙間風がなくなった」「玄関の底冷えが減って廊下まで暖かくなった」という満足の声が繰り返し出てきます。交換前は玄関ドアの断熱性をあまり意識していなかったが、替えてみて効果に驚いたという趣旨の体験談も見かけます。一方で費用については「思っていたより高かった」という声も目立ちます。落とし穴になりやすいのは、価格だけで安いグレードを選んでしまい、補助額の差で結果的に損をするパターン。編集部としては、デザインより先に性能区分を決める進め方を少しおすすめしたいところです。
※本欄は公式情報と利用者の声をもとにした省エネ住宅ナビ編集部の分析・見解です。最終判断は公式情報をご確認ください。
先進的窓リノベ2026で玄関ドアが対象になる条件
環境省の公式サイトでは、ドア交換について次のように定められています。読み飛ばされがちですが、ここが本記事の核心です。
- 窓の工事と同一の契約であり、同時に申請する場合のみ補助対象になる(ドア単独は不可)
- 外気に接する開口部に設置する工事に限る(内廊下に面する集合住宅の玄関ドアは対象外)
- 既存ドアと同数であること。位置を変更した場合・数を増やした場合は原則対象外(ただしBELS評価書または既存住宅の建設住宅性能評価書で、リフォーム後に断熱等性能等級5を満たすことを示せば対象になります)
- 屋外から施錠できる建具であること(本事業における「ドア」の定義)
- 工法はカバー工法(既存枠を残して新しい枠を被せる)とはつり工法(枠ごと交換)の2種類
- 補助額の合計が5万円以上、1戸あたり上限100万円
なお、やむを得ない理由で契約が分かれた場合は事務局に相談するようにと公式に案内されています。自己判断で分けて契約するのは避けてください。
玄関ドアの補助単価【公式・全数値】
ドア交換(カバー工法)の1製品あたりの補助額です。性能区分は熱貫流率(Ud値)で決まり、値が小さいほど高性能・高補助になります。
| 性能区分(Ud値) | 特大(4.0㎡以上) | 大(2.8〜4.0㎡) | 中(1.6〜2.8㎡) | 小(1.0〜1.6㎡) |
|---|---|---|---|---|
| 戸建・低層集合/P(SS)Ud1.1以下 | 239,000円 | 188,000円 | 138,000円 | 89,000円 |
| 戸建・低層集合/S Ud1.5以下 | 156,000円 | 124,000円 | 92,000円 | 60,000円 |
| 戸建・低層集合/A Ud1.9以下 | 116,000円 | 88,000円 | 66,000円 | 41,000円 |
| 中高層集合/P(SS) | 302,000円 | 229,000円 | 156,000円 | 92,000円 |
| 中高層集合/S | 202,000円 | 153,000円 | 104,000円 | 62,000円 |
| 中高層集合/A | 174,000円 | 133,000円 | 92,000円 | 54,000円 |
一般的な戸建の片開き玄関ドア(幅約0.9m×高さ約2.0m=約1.8㎡)や親子ドア(約2.4㎡)は、いずれも「中」サイズに該当します。袖付き・両開きなど幅が広いタイプは「大」に届くことがあります。
はつり工法にすると補助額は最大29%下がる|戸建だけに起きる工法差
公式サイトはドア交換の補助額を「カバー工法」と「はつり工法」で別ページに分けており、単価表そのものが別物です。上の表はカバー工法のものです。戸建住宅と低層集合住宅では、同じ性能・同じサイズのドアでも、枠ごと交換するはつり工法にするだけで補助額が下がります。工事費が高いほうの工法で補助額まで下がるため、自己負担の差は見た目以上に開きます。
| 性能区分 | サイズ | カバー工法 | はつり工法 | 差額 | 減額率 |
|---|---|---|---|---|---|
| P(SS)Ud1.1以下 | 特大(4.0㎡以上) | 239,000円 | 194,000円 | −45,000円 | −18.8% |
| P(SS)Ud1.1以下 | 大(2.8〜4.0㎡) | 188,000円 | 149,000円 | −39,000円 | −20.7% |
| P(SS)Ud1.1以下 | 中(1.6〜2.8㎡) | 138,000円 | 110,000円 | −28,000円 | −20.3% |
| P(SS)Ud1.1以下 | 小(1.0〜1.6㎡) | 89,000円 | 69,000円 | −20,000円 | −22.5% |
| S Ud1.5以下 | 特大(4.0㎡以上) | 156,000円 | 117,000円 | −39,000円 | −25.0% |
| S Ud1.5以下 | 大(2.8〜4.0㎡) | 124,000円 | 92,000円 | −32,000円 | −25.8% |
| S Ud1.5以下 | 中(1.6〜2.8㎡) | 92,000円 | 68,000円 | −24,000円 | −26.1% |
| S Ud1.5以下 | 小(1.0〜1.6㎡) | 60,000円 | 44,000円 | −16,000円 | −26.7% |
| A Ud1.9以下 | 特大(4.0㎡以上) | 116,000円 | 86,000円 | −30,000円 | −25.9% |
| A Ud1.9以下 | 大(2.8〜4.0㎡) | 88,000円 | 63,000円 | −25,000円 | −28.4% |
| A Ud1.9以下 | 中(1.6〜2.8㎡) | 66,000円 | 48,000円 | −18,000円 | −27.3% |
| A Ud1.9以下 | 小(1.0〜1.6㎡) | 41,000円 | 29,000円 | −12,000円 | −29.3% |
⚠ 工法で補助額が下がるのは戸建と低層集合住宅だけ
中高層集合住宅(4階建以上)は、カバー工法とはつり工法で単価表が完全に同じです。中サイズならどちらの工法でもP(SS)156,000円・S 104,000円・A 92,000円で、減額率はゼロ。一方で戸建・低層集合住宅は12区分すべてで下がり、減額率は18.8%(P・特大)から29.3%(A・小)まで開きます。性能が低くサイズが小さいほど、はつり工法の不利が大きくなるという並びです。
枠の腐食や歪みで既存枠を再利用できない場合ははつり工法しか選べません。見積書に「はつり」「枠撤去」の記載があるときは、上の表の右側の額で自己負担を計算し直してください。
工事費の相場と実質負担の目安
玄関ドアのリフォームは工法で費用が大きく変わります。既存枠を残すカバー工法が現在の主流で、工期は1日程度、壁や床を壊さずに済むのが利点です。
| 工事の内容 | 工事費の相場 | 補助額(戸建・中サイズ) | 実質負担の目安 |
|---|---|---|---|
| カバー工法・標準グレード(A相当) | 約25〜35万円 | 66,000円 | 約18〜28万円 |
| カバー工法・高断熱グレード(S相当) | 約30〜45万円 | 92,000円 | 約21〜36万円 |
| カバー工法・最上位グレード(P/SS相当) | 約40〜70万円 | 138,000円 | 約26〜56万円 |
| はつり工法(枠ごと交換) | 約40〜80万円 | 48,000〜110,000円 | 外構・内装補修費が別途かかる |
ドア単体で見ると、内窓のように「工事費の半分が戻る」とまではいきません。それでも、窓の内窓工事とセットにすれば1戸あたり100万円の上限まで積み上げられるため、玄関ドア+内窓3〜4箇所という組み合わせで30〜40万円台の補助になるケースは十分現実的です。
⚠ 見積もりを取る前に確認しておきたい3点
①ドア単独の契約になっていないか。窓の工事と同一契約でなければ、ドア分の補助は出ません。見積書が「玄関ドア工事」だけになっていないか確認してください。
②性能区分(Ud値)とサイズ区分が書かれているか。補助額はこの2つで決まります。メーカーの性能証明書に記載される内容なので、見積段階で提示を求めましょう。
③補助金の還元方法が説明されているか。補助金は登録事業者が受け取り、施主に全額還元する仕組みです。値引きなのか工事後の返金なのか、契約前に文書で確認してください。
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ドア単独なら「みらいエコ住宅2026」で拾えるのか|玄関ホールは居室ではない
窓リノベの公式ページには「本事業の補助対象にならない製品、工事であっても、みらいエコ住宅2026事業の補助対象になる場合があります」と書かれています。ここだけを読むと、窓工事を伴わない玄関ドア単独でも、もう一方の事業で拾えそうに見えます。結論から書くと、玄関ドアだけの工事は、みらいエコ住宅2026事業でも補助を受けられません。理由は補助額の表ではなく、両事業の要件を突き合わせて初めて見えます。
まず、開口部の性能区分によって、どちらの事業が担当するかがあらかじめ振り分けられています。同じ製品を両方の事業へ重複して申請することはできません。
| ドアの性能区分 | 熱貫流率 Ud | 補助対象の事業 | 要件化工事になれるか |
|---|---|---|---|
| P | 1.1以下 | 先進的窓リノベ2026 | なる |
| S | 1.1超1.5以下 | 先進的窓リノベ2026 | なる |
| A | 1.5超1.9以下 | 先進的窓リノベ2026 | なる |
| B | 1.9超2.3以下 | みらいエコ住宅2026 | なる |
| C | 2.3超2.9以下 | みらいエコ住宅2026 | なる |
| D | 2.9超3.5以下 | みらいエコ住宅2026 | ならない |
| E | 3.5超4.7以下 | みらいエコ住宅2026 | ならない |
ここで効いてくるのが「要件化工事」と「トリガールーム」の仕組みです。みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、外皮に面する開口部を持つ1つの「居室」で定められた組み合わせの工事をすることが補助の前提で、その居室をトリガールームと呼びます。そして公式は居室の定義を建築基準法第2条4号に置いたうえで、「トイレ、浴室、洗面室、廊下、納戸、倉庫、玄関ホール、車庫は居室には該当しません」と名指しで書いています。玄関ドアは居室の開口部ではないので、玄関ドアの交換をトリガールームの要件化工事にすることはできません。
つまり、みらいエコ住宅2026事業で玄関ドアの補助を受けるには、リビングや寝室など「居室」の側で別に断熱工事を行う必要があるということです。玄関ドアだけの工事では、窓リノベは「窓と同一契約でない」、みらいエコは「トリガールームがない」という別々の理由で、どちらも成立しません。
それでも居室側の工事を組めるなら、みらいエコ側のドア交換の補助額は次のとおりです。
| 性能区分 | 大(開戸1.8㎡以上/引戸3.0㎡以上) | 小(開戸1.0〜1.8㎡未満/引戸1.0〜3.0㎡未満) |
|---|---|---|
| B(Ud2.3以下) | 44,000円 | 25,000円 |
| C・D・E | 41,000円 | 23,000円 |
| Y・Z(日射熱取得率で判定/ドアはC相当) | 41,000円 | 23,000円 |
サイズの切り方が両事業でまったく違う点にも注意が必要です。窓リノベはドアを面積で4段階(特大・大・中・小)に分け、一般的な戸建の片開きドア(幅約0.9m×高さ約2.0m=約1.8㎡)は下から3番目の「中」に入ります。ところがみらいエコは開戸の境目を1.8㎡ちょうどに置き、大と小の2段階しかありません。同じ約1.8㎡の玄関ドアが、窓リノベでは4区分の下から3番目、みらいエコでは2区分の上側になるという食い違いが起きます。
玄関ドアの補助はどちらの事業になるか(4ステップ判定)
1|窓の工事を同じ契約に入れるか。入れるなら先進的窓リノベ2026のルート。ドアはUd1.9以下(区分A以上)が条件で、カバー工法・中サイズなら66,000〜138,000円。
2|窓を触らないなら、居室で断熱工事をするか。リビングや寝室など「居室」でトリガールームの要件化工事を組めるなら、みらいエコ住宅2026のルートに乗る。
3|住宅の新築時期を確認する。みらいエコのリフォームは原則、平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象。窓リノベに築年数の要件はない。
4|ドアのUd値を確認する。1.9以下なら窓リノベ、1.9超2.3以下なら区分Bでみらいエコの44,000円(開戸1.8㎡以上)。1と2のどちらも組めないなら、どちらの事業でも0円。
⚠ みらいエコ側に乗り換えるときの3つの落とし穴
- 築年数の要件がある。みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、原則として平成28年12月31日以前に新築されたことを登記事項証明書で確認できる住宅が対象です(平成29年以降でも平成11年基準を満たさないと証明できる場合は対象)。窓リノベにこの要件はありません
- 性能を上げると、かえって対象事業がなくなることがある。Ud1.9以下のドアはP・S・Aとして窓リノベの管轄になるため、窓工事を伴わない場合はみらいエコ側でも補助対象工事になりません。Ud1.9とUd1.91で受け皿の事業が入れ替わります
- 枠は空いているが、条件は緩くない。予算に対する申請額の割合は、窓リノベが19%(2026年8月26日0時時点)に対し、みらいエコのリフォーム枠は4%(同)。枠には余裕がありますが、トリガールームと築年数の2条件で入口が絞られています
出典:みらいエコ住宅2026事業 公式サイト「対象要件の詳細【リフォーム】」「開口部の断熱改修【リフォーム】」、先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(いずれも2026年8月26日確認)
窓とドアをまとめて申請する流れ
①「窓リノベ事業者」に相談する
補助金の申請権限を持つのは事務局に登録された事業者だけです。住宅省エネ2026キャンペーンの公式検索で探せます。
②窓とドアをまとめて現地調査・採寸
ドアの面積・Ud値、窓のサイズ区分をこの段階で確定させます。補助見込み額もここで算出されます。
③窓とドアを1本の工事請負契約にする
ここが最重要です。契約が分かれるとドア分の補助が失われます。契約前の着工も対象外です。
④工事(カバー工法なら玄関ドアは1日程度)
工事着手は2025年11月28日〜遅くとも2026年12月31日まで。予算上限に達した時点で締切です。
⑤事業者が交付申請 → 補助金が全額還元される
申請は工事完了後。交付された補助金は住宅所有者へ全額還元されます。
玄関ドアと窓を別々の会社に頼むと、この「同一契約」の条件を満たせません。窓とドアの両方を扱える登録事業者を選ぶことが、そのまま補助額を最大化する条件になります。複数社に相見積もりを取り、窓+ドアの合計補助見込み額で比較するのが確実です。
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予算はいつ尽きるのか|月別の申請実績から消化ペースを試算する
「予算がなくなり次第終了」と書かれると急がされますが、公式は月別の交付申請実績も公開しています。予算総額は1,125億円(令和7年度補正予算)です。
| 月 | 交付申請件数 | 交付申請戸数 | 交付申請金額 | 1件あたり平均 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年4月 | 11,674件 | 11,674戸 | 20億5,727万円 | 約17.6万円 |
| 2026年5月 | 16,065件 | 16,125戸 | 30億6,749万円 | 約19.1万円 |
| 2026年6月 | 20,763件 | 21,676戸 | 44億384万円 | 約21.2万円 |
| 2026年7月 | 23,409件 | 28,058戸 | 65億3,811万円 | 約27.9万円 |
| 累計 | 71,911件 | 77,533戸 | 160億6,672万円 | 約22.3万円 |
7月末までの累計160億6,672万円は、予算1,125億円の14.3%にあたります。公式が毎日更新している割合は2026年8月26日午前0時時点で19%なので、7月31日からの26日間で約4.7ポイント進んだ計算です。1日あたり約0.18ポイントというペースで、残る81ポイントを埋めるには単純計算で約450日かかります。受付期限の2026年12月31日までは127日しかないため、このままのペースなら年末時点でも4割程度にとどまる見込みです。
ただし1件あたりの平均申請額は4月の約17.6万円から7月の約27.9万円へ58.5%増えており、1件あたりの工事規模は月を追って大きくなっています。暖房を使い始める秋以降は件数そのものも伸びやすいので、この試算は下限側の見立てとして扱ってください。いずれにしても、玄関ドアの交換で急ぐ理由は「予算が尽きるから」ではなく、契約と工事の段取りのほうにあります。交付申請は工事の完了・引渡しが済んでからしか出せず、窓とドアを1本の契約にまとめる調整にも時間がかかるためです。
⚠ 2026年度の申請はここに注意(2026年8月26日確認)
- 「工事前写真・提出免除依頼書」は2026年度はありません。前身の2025事業にあった救済措置が廃止され、工事前写真を提出できない箇所(ドアを含む)は補助金の交付を受けられません。撮影は施工業者が行うため、契約時に「工事前と工事後の写真を必ず撮ってもらえるか」を確認しておくと安心です
- 交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は2026年12月31日まで。いずれも予算上限に達した場合はその時点で受付が終了します
- 予約の有効期間は「提出から3ヶ月」か「2026年12月31日」の早いほう。逆算すると、2026年10月1日以降に出す予約は3ヶ月に満たず、遅く出すほど確保できる期間が短くなります
- 交付申請は工事の完了・引渡しの後。実質的な締切は「12月31日までに申請を出す」ことではなく「12月31日までに工事を終えて引き渡しまで済ませる」ことです
- 予算に対する申請額の割合は19%(2026年8月26日午前0時時点・公式サイトで確認)
出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「※注意喚起※本事業の申請を検討されている方へ」「申請手続きの詳細(住宅)」「予算に対する補助金申請額の割合」
よくある質問
Q. 玄関ドアだけを交換しても補助金はもらえますか?
もらえません。先進的窓リノベ2026事業では、ドア交換は「他の窓の工事と同一の契約であり、同時に申請する場合のみ」補助対象になります。ドア交換のみを補助対象とする工事は、公式に対象外と明記されています。
Q. 玄関ドアの補助額はいくらですか?
戸建住宅でカバー工法の場合、中サイズ(1.6〜2.8㎡)ならP(SS)で138,000円、Sで92,000円、Aで66,000円です。一般的な戸建の玄関ドアは中サイズに該当することが多く、この帯が目安になります。
Q. マンションの玄関ドアも対象になりますか?
外気に接している玄関ドアであれば対象です。ただし玄関が内廊下に面している集合住宅のドア交換は「外気に面していない」ため対象外と明記されています。中高層集合住宅(4階建以上)は戸建より高い単価が設定されています。
Q. 玄関ドアの交換費用はいくらかかりますか?
カバー工法での玄関ドア交換は25〜40万円前後が目安です。断熱性能の高いドアや採光・通風機能付きを選ぶと40〜70万円になるケースもあります。既存枠を残すカバー工法なら工期は1日程度で済むのが一般的です。
Q. ドアの一部のガラスだけ交換するのは対象ですか?
対象外です。ドア板の一部を構成するガラスを交換する工事は、補助対象にならない工事として公式に列挙されています。
Q. 窓とドアを同時にやると補助上限はどうなりますか?
窓とドアを合算して1戸あたり100万円が上限です。ドア分だけ別枠が用意されているわけではありません。また補助額の合計が5万円以上でないと申請できません。
補助額はグレードとサイズで決まります。数字の根拠まで説明してくれる会社を選ぶことが、そのまま実質負担を下げる近道です。
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Q. はつり工法だと玄関ドアの補助額はいくらですか?
公式はカバー工法とはつり工法で単価表を分けています。戸建住宅の中サイズ(1.6〜2.8㎡)なら、はつり工法はP(SS)110,000円、S 68,000円、A 48,000円で、カバー工法よりそれぞれ28,000円・24,000円・18,000円低くなります。減額率は戸建・低層集合住宅の全12区分で18.8%〜29.3%です。なお中高層集合住宅(4階建以上)は両工法で同額です。
Q. 玄関ドアだけ交換したい場合、みらいエコ住宅2026事業なら使えますか?
使えません。みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、外皮に面する開口部を持つ1つの「居室」で要件化工事を行うこと(トリガールーム)が前提で、公式は玄関ホールを居室に該当しないと明記しています。玄関ドアの交換は補助対象工事にはなりますが、それ単独ではトリガールームを作れません。リビングや寝室など居室側の断熱工事とセットにする必要があります。
Q. みらいエコ住宅2026事業のドア交換はいくらですか?
性能区分Bで大44,000円・小25,000円、C・D・Eで大41,000円・小23,000円です。サイズは開戸なら1.8㎡以上が「大」、1.0㎡以上1.8㎡未満が「小」で、窓リノベのような「中」の区分はありません。ただし原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象という築年数の要件があります。
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出典・参考
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】対象工事の詳細(ドア交換・カバー工法)
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】対象要件の詳細
- 環境省「先進的窓リノベ2026事業の概要」PDF
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】対象工事の詳細(ドア交換・はつり工法)
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