四国の電力会社おすすめ比較【2026年】おトクeプランが安いのは300kWhを超えた分だけ

太陽光パネルを載せた住宅の写真

四国電力の従量電灯Aとおトクeプランは月300kWhまで完全に同額で、差がつくのは300kWhを超えた分の40.78円と38.58円だけです(2026年9月5日時点の公式単価)。

情報基準日: 2026-09-05

設備・世帯・地域の3軸で電力会社を選ぶ全体像は電力会社の選び方 2026|省エネ設備・世帯・地域で選ぶ乗り換え完全ガイドにまとめています。この記事はそのうちの一部を詳しく掘り下げたものです。

四国電力エリアでよく比べられる「おトクeプラン」と規制料金の「従量電灯A」は、300kWhまでの単価が1円単位で同じです。違うのは300kWhを超えた分だけで、その差は1kWhあたり2.20円。月300kWh以下の家では、電力量料金の差はゼロになります。オール電化の「でんかeプラン」は、IH割とエコキュート割を合わせた10%割引が付いて初めて年28,570円の差になります。

この記事の要点

  • 従量電灯Aとおトクeプランはどちらも最低料金666円89銭(11kWhまで)、11〜120kWhが30円65銭、120〜300kWhが37円27銭で同額(2026年9月6日に四国電力の各プランページで確認)。
  • 差がつくのは300kWhをこえる分だけで、従量電灯A 40円78銭に対しおトクeプランは38円58銭。差は2円20銭。
  • 月400kWhで年2,640円、月600kWhでも年7,920円。300kWh以下なら電力量料金の差は0円で、効いてくるのは付帯の割引とポイントのほう。
  • でんかeプランは基本料金に平日昼40kWhと夜間・休日130kWhを含む形。割引がない状態では従量電灯Aとほぼ同額で、IH割5%とエコキュート割5%が入って差が開く。
  • 昼トクeプランは昼間9時〜15時が春秋27円60銭・夏冬31円60銭。昼に沸き上げるエコキュートや太陽光の自家消費に合わせた設計。
  • スマートeプラン各タイプ、時間帯別電灯、季節別時間帯別電灯、深夜電力A・B、第2深夜電力は新規加入を終了している。

この記事の比較基準|公式単価のみ・アフィリエイト順位なし・情報基準日

  • 料金は各社の公式サイトと供給約款に記載された単価だけを使って計算しています。実際の請求額は使用量・契約容量・燃料費調整額・再エネ賦課金で変わります。
  • 紹介する順序や掲載の有無を広告の成果報酬で変えていません。提携のあるサービスを案内する場合は記事の冒頭にPR表記を置いています。
  • 年額の差は前提の使用量と計算式を本文に明記し、条件によって結果が変わるため「最安」と断定する表現は使いません

情報基準日: 2026-09-13(単価の改定を確認した場合は本文の表と基準日を更新します)

目次

おトクeプランと従量電灯Aは、300kWhまで同じ表

四国電力の家庭向けは、規制料金の従量電灯Aと、自由料金のおトクeプランが基本の2択です。単価表を並べると、違うのは最後の1行だけだとわかります。

区分従量電灯Aおトクeプラン
最低料金(11kWhまで)666円89銭666円89銭0円
11kWhをこえ120kWhまで30円65銭30円65銭0円
120kWhをこえ300kWhまで37円27銭37円27銭0円
300kWhをこえる40円78銭38円58銭2円20銭
四国電力の各プランページ(2026年9月6日取得)。いずれも燃料費調整前・消費税等相当額を含む単価で、再生可能エネルギー発電促進賦課金は別途加算されます。
月の使用量300kWhを超える分1か月の差1年の差
250kWh0kWh0円0円
300kWh0kWh0円0円
400kWh100kWh220円2,640円
500kWh200kWh440円5,280円
600kWh300kWh660円7,920円
単価差2円20銭×300kWh超過分で計算。燃料費調整額と賦課金は同条件として除いています。
おトクeプランが従量電灯Aより安くなる年間の額(円)300kWh400kWh500kWh600kWh02,6405,2807,920

総務省の家計調査で語られる一般的な家庭の使用量は月250〜400kWh前後です。四国電力エリアでは、その帯のうち300kWhまではどちらを選んでも電力量料金は1円も変わりません。乗り換えで金額が動くのは、300kWhを超えて使う家か、次に挙げる付帯の割引のどちらかです。

300kWh以下の家で効くのは単価ではなく割引

おトクeプランには、ありがとう割引(1年に1回、電気料金が1,056円引き)、ファミリe割引(複数契約を同じ口座やクレジットカードで支払うと1契約につき110円引き・要申込)、料金連動ポイントが付きます。規制料金の従量電灯Aにはこれらの適用対象という記載がありません。

付帯内容1年の効き方
ありがとう割引1年に1回1,056円引き1,056円
ファミリe割引1契約につき月110円引き(要申込)1,320円
料金連動ポイント支払額に応じてよんでんポイント支払額しだい
四国電力「料金プラン一覧」の割引アイコンの説明(2026年9月6日取得)より。ファミリe割引は申込と複数契約が条件です。

月250kWhの家では単価差が0円なので、動く金額はこの割引だけです。逆にいえば、割引の条件(複数契約や申込)を満たせない家は、乗り換えても請求額がほとんど変わりません。

でんかeプランは「割引が付いて初めて」差が出る

電化住宅向けのでんかeプランは、基本料金の中に平日昼間の最初の40kWhと夜間・休日の最初の130kWhが含まれる形です。2026年5月分以降の単価は、基本料金が10kWまで7,254円66銭、超過分の電力量料金が平日昼間42円97銭、夜間・休日33円98銭。ここにIH割5%とエコキュート割5%(両方ででんか割10%)がかかります。オール電化で月600kWh、うち平日昼が150kWhという前提で並べます。

項目でんかeプラン従量電灯A
基本料金(10kWまで・170kWh分を含む)7,254円
平日昼110kWh(42円97銭)4,726円
夜間・休日320kWh(33円98銭)10,873円
割引前の合計22,854円22,950円
でんか割10%を適用20,569円
1年の差でんかeプランが28,570円安い
月600kWh・平日昼150kWh・夜間休日450kWhと置いた試算。燃料費調整額と賦課金は同条件として除き、金額は1円未満を切り捨てています。

注目したいのは割引前の合計です。22,854円と22,950円で、その差は月95円しかありません。つまりでんかeプランは、時間帯の単価そのもので勝っているのではなく、IHとエコキュートを持っていることに対する10%割引で勝っています。IHクッキングヒーターは総容量2kVA以上、夜間蓄熱式機器は総容量1kVA以上という条件があるので、設備の仕様を先に確認してください。

昼に沸かすエコキュートなら昼トクeプランという選択肢

昼トクeプランは、昼間を9時から15時までと定義し、その帯の単価を春秋27円60銭・夏冬31円60銭に下げたプランです。基本料金は10kWまで1,670円90銭。太陽光の余剰が出る時間にエコキュートを沸かす使い方や、在宅勤務で昼の使用が大きい家に向きます。夜間(15時から翌9時)の単価は公式ページの表で確認できなかったため、この記事では扱いません。契約前に必ず四国電力のプランページで最新の単価表を確かめてください。

ここが四国エリアの分かれ道です。エコキュートを深夜に沸かすならでんかeプラン、昼に沸かすなら昼トクeプランと、同じオール電化でも入口が2つあります。給湯の沸き上げ時間は設定で変えられるため、プランを選ぶ前に「いまどの時間に沸いているか」を確認するのが先です。

四国は「基本料金」ではなく「最低料金」で始まる

関東や北陸のようにアンペアごとの基本料金を払う地域と違い、四国電力の従量電灯Aとおトクeプランは最低料金制です。最初の11kWhまでが666円89銭で、そこに11kWhを超えた分の電力量料金が積み上がります。契約アンペアで基本料金が上下しないため、「アンペアを下げて基本料金を減らす」という節約は四国では効きません。

比べる点四国電力(従量電灯A)アンペア制の地域
固定でかかる額最低料金666円89銭(11kWhを含む)契約アンペアごとの基本料金
アンペアを下げる節約金額は変わらない基本料金が下がる
使用量が少ない月11kWh以下でも666円89銭基本料金のみ
容量6kVA以上の家従量電灯Bへ切り替えアンペアの引き上げ
四国電力の従量電灯A・Bのプランページ(2026年9月6日取得)より整理。従量電灯Aは最大需要容量6kVA未満、従量電灯Bは6kVA以上50kVA未満が対象です。

この違いは他社と比べるときにも効きます。基本料金0円をうたう新電力は、固定費がない代わりに電力量料金の単価が高めに設定されていることが多く、四国のように固定部分がもともと666円89銭と小さい地域では、乗り換えても浮く固定費が小さくなります。比べるときは単価だけでなく、1年分の請求額の合計で並べてください

太陽光を載せている家は、さらに順番が変わります。売電単価が下がった今は、昼につくった電気を自分で使うほど得になるため、昼の単価が安いプランより「夜の単価が安いプラン」と「昼に使い切る運用」の組み合わせが効きます。四国電力のプランで言えば、夜に沸かすでんかeプランと、昼に沸かす昼トクeプランのどちらに寄せるかという判断そのものです。

いま選べないプランと、切り替え前の確認事項

四国電力の料金プラン一覧には「新規ご加入を終了しているプラン」がまとめて載っています。過去の比較記事で見かけても、いまから入ることはできません。

  • 季節別時間帯別電灯/時間帯別電灯
  • スマートeプラン[タイプL][タイプH][タイプL+][タイプH+]
  • 深夜電力A・B/第2深夜電力
  • 時間帯別eプラン/でんかeマンションプラン
  • 300kWhを超えているか。超えていなければ、おトクeプランに変えても電力量料金は変わりません。検針票の使用量を12か月分見て判断します。
  • 割引の条件を満たせるか。ファミリe割引は複数契約と申込が前提です。単価差がない家ほど、ここが実質の差になります。
  • 設備の容量を満たしているか。でんかeプランのIH割は総容量2kVA以上、エコキュート割は総容量1kVA以上が条件です。
  • 単価は改定される。でんかeプランは2026年4月分までと5月分以降で単価が変わっています。この記事の数字は2026年9月6日時点のものです。

掲載した金額はいずれも燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を含みません。四国電力もおトクeプランのページで、使用量によっては規制料金プランのほうが割安になる場合があると案内しています。どのプランでも必ず安くなるわけではありません。

よくある質問

おトクeプランに変えると必ず安くなりますか。

月300kWh以下なら電力量料金は変わりません。四国電力自身も、使用量によっては従量電灯Aなどの規制料金プランのほうが割安になる場合があると案内しています。

でんかeプランはオール電化なら必ず得ですか。

試算では、割引前の合計は従量電灯Aとの差が月95円しかありませんでした。IH割とエコキュート割の条件を満たせるかどうかで結果が変わります。

スマートeプランには入れますか。

入れません。スマートeプランはタイプL・H・L+・H+のいずれも新規加入を終了しています。契約中の方は継続できます。

出典・参考

  • 四国電力「料金プラン一覧」(2026年9月6日取得)
  • 四国電力「おトクeプラン」「従量電灯A」「でんかeプラン」「昼トクeプラン」各ページ(2026年9月6日取得)

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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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