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蓄電池や太陽光の補助金は、ほとんどの自治体が「先着順」ですが、一部は「抽選」です。この2つは動き方がまったく逆で、先着順は「1日でも早く申請した人が勝ち」、抽選は「受付期間内に不備なく出せば全員が同じ土俵」になります。当サイトが47都道府県の制度を1県ずつ調べた結果、記事内で「先着順」と明記できたのは24県、「抽選」に言及があったのは10県でした。この記事では、2026年度(令和8年度)に抽選制が確認できた自治体を出典付きで一覧にし、先着順の県で予算切れに間に合わせるための動き方までまとめます。
この記事のポイント
- ✓ 群馬県は完全な「抽選方式」。令和8年6月29日〜7月20日の期間内に不備なく出した申請すべてが抽選対象で、7月下旬に当選者が県HPで公表される
- ✓ 山口県も抽選制。1次募集は終了し、2次募集は令和8年9月1日〜14日=いまから狙える数少ない枠
- ✓ 大分県・富山県内の自治体は「原則は先着順、予算到達日だけ抽選」というハイブリッド型
- ✓ 先着順の県では「見積もり取得→交付申請→契約」の順番を崩すと補助金がゼロになる(契約後申請はほぼ全県で対象外)
抽選でも先着でも、最初にやることは同じ「見積もり」
交付申請書には設備の型番・容量・工事金額の記載が必要です。見積もりが手元にないと、先着順の県では出遅れ、抽選制の県では不備で対象外になります。まずは相場を押さえるところから始めましょう。
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抽選と先着順はどう違う?勝ち方が正反対
同じ「予算が尽きたら終わり」でも、抽選制と先着順では準備の優先順位が変わります。先着順は受付開始日に照準を合わせる競争、抽選制は受付期間内に書類不備なく出し切る作業です。
| 比較項目 | 先着順 | 抽選制 |
|---|---|---|
| 決まり方 | 申請の到着が早い順に予算枠まで採択 | 受付期間内の有効申請から無作為に選定 |
| いつ動くべきか | 受付開始日にぶつける。初日に出せるよう見積もりを先に完了させる | 期間内ならいつでも同じ。締切前日でも不利にならない |
| 最大のリスク | 準備している間に予算切れで受付終了 | 落選(次回募集まで待つ/他制度に切り替え) |
| 書類不備の影響 | 差し戻しの間に枠が埋まる | 不備=抽選の母集団から除外で致命的 |
| 取るべき対策 | 見積もり取得を最優先で前倒し | 要件・添付書類を1つずつ潰す |
つまりどちらの方式でも「見積もりが手元にあること」が出発点です。交付申請書には設備の型番・容量・工事金額の記載が必要で、見積もりがないと申請書自体が書けません。
2026年度に「抽選制」が確認できた自治体一覧
当サイトが47都道府県の制度を1県ずつ調べたなかで、抽選(または予算到達時の抽選)が公式資料で確認できた自治体は次のとおりです。各県の詳細と出典は県別記事にまとめています。
| 自治体 | 方式 | 2026年度のポイント |
|---|---|---|
| 群馬県 | 完全な抽選 | 受付は令和8年6月29日9時〜7月20日17時。書類不備のない申請すべてが抽選対象となり、予算の範囲内で当選者を決定・県HPで公表。先着ではないため期間内の提出が全て(群馬県の詳細) |
| 山口県 | 抽選 | 新築ZEHに定額20万円。県産の省・創・蓄エネ設備1つ以上+内覧会の開催が条件。1次募集(4/15〜4/28)は終了し、2次募集は令和8年9月1日〜14日(山口県の詳細) |
| 佐賀市(佐賀県) | 抽選 | 佐賀市ゼロカーボン推進事業費補助金は抽選制で受付件数が少ない。条件確認は佐賀市環境部GX推進課へ(佐賀県の詳細) |
| 沖縄市(沖縄県) | 申請多数なら抽選 | 太陽光5万円/件。受付開始は2026年9月15日で、申請が多い場合は抽選(沖縄県の詳細) |
| 大分県 | 先着+到達日は抽選 | 原則は先着順で、予算1億7,810万円に達した日の申請は抽選になる場合がある(大分県の詳細) |
| 富山県内の自治体 | 先着+同日超過は抽選 | 先着順だが、同日受付で予算額を超えた場合は抽選で交付申請を受け付ける方が決まる(富山県の詳細) |
| 愛媛県内の市町 | 市町により先着/抽選 | 県の現金補助はなく共同購入が中心。市町の補助は予算上限があり、先着順や抽選のことがある(愛媛県の詳細) |
注目したいのは「抽選」と「先着」が混在するハイブリッド型(大分県・富山県内の自治体)です。基本は早い者勝ちなので、結局のところ動き出しの早さが有利に働く点は変わりません。
自分の自治体が何位のスピード勝負かは、見積もりを取ってから
上の一覧で方式を確認したら、次は自宅の条件での見積もりです。同じ蓄電池でも販売店によって総額が20〜30万円変わることがあり、補助金より価格差のほうが大きいケースも珍しくありません。
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先着順の県は「予算残り」との勝負|受付中の主な県
先着順と明記されている県では、受付期間が残っていても予算に達した時点で終了します。当サイトの県別記事で先着順を確認できた主な県は次のとおりです。
| 県 | 先着順に関する記載 |
|---|---|
| 栃木県 | 受付は2026年10月30日まで。7月2日時点で予算の約50%が消化済みで先着順 |
| 長野県 | ZEH化は最大140万円。第1期は2026年4月15日〜2027年1月29日、予算額に達した時点で終了 |
| 山形県 | 令和8年11月30日必着だが先着順 |
| 奈良県 | 太陽光と蓄電池の同時設置が条件。2026年12月25日まで・先着順 |
| 島根県 | 令和8年4月13日〜12月25日。「2月末までに完了」の縛りにも注意 |
| 富山県 | 受付は令和8年11月27日まで(先着順) |
| 岩手県 | 募集戸数が計19戸(予定)と少なく、先着順で予算到達次第終了 |
| 埼玉県 | 蓄電池10万円/件・エネファーム5万円/件を2027年1月29日まで先着順で受付 |
| 千葉県 | 千葉市は蓄電池7万円・太陽光最大4.5万円を2027年1月29日まで(先着・予算枠あり) |
| 福岡県 | 蓄電池は機器費の1/2(容量に応じ上限15万〜45万円)と手厚い。先着順 |
※上表は各県の県別記事に記載した内容の抜粋です。予算の消化状況は日々変わるため、申請前に必ず各自治体の公式ページで最新の受付状況をご確認ください。全47県の一覧は家庭用蓄電池の補助金2026 都道府県別まとめにまとめています。
抽選制と先着順、それぞれの向き合い方
抽選制のメリット
- 受付初日に間に合わなくても不利にならない
- じっくり見積もりを比較する時間が取れる
- 当落が公表されるため結果が明確
抽選制のデメリット・注意
- 落選すると年度内に再挑戦できないことがある
- 書類不備=抽選の対象外で努力が無になる
- 当選発表まで工事の日程を確定しづらい
どちらの方式でも共通して効くのは「見積もりを早く手元に持つこと」です。先着順なら初日に申請するため、抽選制なら書類を不備なく揃えるため、いずれも見積書が起点になります。
⚠ 「補助金が使えます」と言われても契約は交付決定後に
多くの自治体で交付決定前に工事請負契約を結ぶと補助対象外になります。訪問販売などで「今日契約すれば補助金が確実に取れる」と言われても、その場で契約しないでください。抽選制の自治体では当選前の契約はさらにリスクが高い(落選しても契約は残る)ため要注意です。なお長野県のように「事後申請型」で順番が異なる県もあるので、必ず募集要領で確認しましょう。
よくある質問
蓄電池の補助金は抽選と先着どちらが多いですか?
当サイトが47都道府県の制度を調べた範囲では、「先着順」と明記できた県が24、「抽選」に言及があった県が10でした。全体としては先着順が主流で、抽選制は群馬県・山口県など一部にとどまります。
群馬県の補助金はなぜ抽選なのですか?
群馬県の2026年度(令和8年度)補助金は、多くの県が採用する先着順ではなく抽選方式を採っています。受付期間(令和8年6月29日9時〜7月20日17時)内に提出された書類不備のない申請すべてが抽選対象となり、予算の範囲内で当選者が決定され、県ホームページで申請者番号が公表されます。
抽選に落ちたらもう補助金は受けられませんか?
その年度の県制度は受けられなくても、市町村の上乗せ補助や国の制度が残っていることがあります。山口県のように2次募集(令和8年9月1日〜14日)を設ける県もあるため、募集要領で次回の予定を確認してください。
先着順の県で「もう予算がない」かどうかはどこで分かりますか?
各自治体の補助金ページに予算の消化状況や受付停止のお知らせが掲載されます。栃木県のように消化率を公表する県もあります。掲載がない場合は担当課への電話確認が確実です。
申請前に契約してしまいました。補助金は使えますか?
多くの自治体で交付決定前の契約は補助対象外です。ただし長野県のように「事後申請型」を採る県もあるため、自治体ごとの募集要領を必ず確認してください。判断に迷う場合は担当課に問い合わせるのが確実です。
抽選制でも早く見積もりを取る意味はありますか?
あります。抽選制では書類不備が致命傷になるため、設備の型番・容量・工事金額が入った見積書を早めに用意し、要件を1つずつ確認する時間を確保することが当選への近道です。
出典・参考
- 群馬県グリーンイノベーション推進課「令和8年度の個人住宅・事業者向け再エネ導入支援補助制度について」(令和8年度太陽光発電設備等導入支援事業費補助金/令和8年度住宅用蓄電池導入支援事業費補助金・抽選方式・受付期間・当選者公表/2026年6月29日更新)
- 山口県「やまぐち省エネ・創エネ住宅普及促進事業」募集要領(抽選制・2次募集日程)
- 佐賀市「令和8年度佐賀市ゼロカーボン推進事業費補助金」(2026年6月2日更新/抽選制)
- 沖縄市 住宅用太陽光発電システム設置費補助(2026年9月15日受付開始・申請多数時は抽選)
- 大分県環境政策課 省エネ住宅関連補助金(先着順・予算到達日は抽選となる場合あり)
- 富山県内自治体の補助制度(先着順/同日受付で予算超過時は抽選)
- 各都道府県・市町村の補助金公式ページ(当サイト都道府県別記事に個別出典を記載)
※制度は年度途中で改定・受付終了となる場合があります。本記事は2026年7月時点で当サイトが確認した内容です。申請前に必ず各自治体の公式ページで最新情報をご確認ください。
最後に|先着順の県は「予算がなくなり次第終了」です
先着順の県では受付期間が残っていても、予算に達した時点で締め切られます。抽選制の県も募集期間は限られています。見積もり取得だけでも先に済ませておくと、申請のタイミングを逃さずに済みます。
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