内窓(二重窓)のデメリットと後悔7選|費用相場・補助金2026と失敗しない選び方

内窓のデメリットと後悔 省エネ住宅ナビ

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2026年8月20日 時点 先進的窓リノベ2026事業は受付中(予算に対する申請額の割合18%・2026年8月20日午前0時時点)。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点で受付終了)。

内窓(二重窓)は「掃除の手間」「開閉が2アクションになる」「一部の窓だけだと効果が半減する」という後悔が起きやすい一方、対策を知ってから施工すれば冬の暖房・夏の冷房効率を大きく改善できるリフォームです。費用は1箇所あたり材工込みで約5〜20万円ですが、2026年も国の「先進的窓リノベ2026事業」で1箇所あたり5.2万〜8.9万円ほどの補助が受けられます。この記事では、後悔しやすいポイントと具体的な回避策、費用相場、補助金の条件をまとめて解説します。

✓ この記事のポイント

  • ✓ 費用は1箇所5〜20万円(材工込み)。先進的窓リノベ2026で1箇所5.2万〜8.9万円が補助される
  • ✓ 後悔の多くは「掃除の手間」「開閉の重さ・2アクション」「一部だけ設置で効果不足」の3つに集約される
  • ✓ 2026年から内窓はSグレード以上が補助の必須条件(旧Aグレードは対象外に変更)
  • ✓ Low-E複層ガラスの内窓なら年間およそ2.7万円の光熱費削減も試算されている

編集部の見解|内窓は“全窓”より“寒い部屋・結露する窓”に絞る

内窓(二重窓)は費用対効果の高い断熱改修ですが、「掃除が二度手間」「開閉が面倒」という後悔の声が実際に多い設備です。編集部は、家中すべてではなく、寒さや結露が気になる窓に絞って入れるのが賢い使い方だと考えます。

先進的窓リノベ2026の補助を使えば実質負担は大きく下がります。効果を体感しやすい寝室・浴室・北側の窓から優先するのがおすすめです。

利用者の声から:口コミや掲示板では「1か所だけ入れても効果を実感しにくい」「窓が2枚で掃除と開閉が面倒」という後悔が繰り返し語られています。編集部の見立てでは、内窓は”全部やる”より、寒い部屋や結露する窓に絞って複数箇所入れるのが満足度の分かれ目。手間が増えるのは正直あるので、その点を許容できるかを先に考えるのがおすすめです。

※本欄は公式情報をもとにした省エネ住宅ナビ編集部の分析・見解です。最終的な判断は各制度・メーカーの公式情報をご確認ください。

内窓の費用は「窓の数と種類」で大きく変わります

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目次

内窓(二重窓)とは?なぜ断熱リフォームの定番なのか

内窓とは、いま付いている窓の室内側にもう1枚の窓を追加して二重にするリフォームです。既存窓との間に空気層が生まれ、熱の移動をさえぎります。住宅で最も熱が出入りするのは窓で、冬は室内の熱の約58%が窓から逃げ、夏は外から入る熱の約73%が窓経由とされています。ここを二重にすることで、冷暖房の効きが大きく変わります。

工事は1箇所あたり最短30分〜1時間ほどで、壁や外観を壊さないため、戸建てでもマンションでも導入しやすいのが特長です。補助金制度の全体像は先進的窓リノベ2026事業の解説記事で詳しくまとめています。

内窓の費用相場と補助金【2026年】

内窓の費用は窓の大きさでほぼ決まります。腰高窓より、床まである掃き出し窓のほうが高くなります。材工込み(商品代+工事費)の相場は次のとおりです。

窓タイプ材工込み費用(1箇所)先進的窓リノベ2026 補助額の目安
腰高窓(小〜中)約5〜10万円Sグレード 52,000円〜/箇所
掃き出し窓(大)約9〜20万円SSグレード 89,000円/箇所
工事費(施工)のみ約3〜7万円

※補助額はサイズ・ガラス性能グレードにより1箇所78,000〜239,000円の範囲で変動。複数箇所をまとめて施工すると1箇所あたりの単価は下がりやすい。

内窓の費用相場(材工込み・1箇所/万円)工事費のみ3〜7万円腰高窓5〜10万円掃き出し窓9〜20万円01020万円

ポイントは2026年からの補助条件の厳格化です。内窓設置は熱貫流率Uw1.5以下のSグレード以上が必須となり、これまで対象だった旧Aグレード(Uw1.9以下)は補助対象外になりました。補助を受けるなら、対応するLow-E複層ガラスを選ぶ必要があります。工法ごとの補助額の違いは内窓・カバー工法・ガラス交換の比較記事もあわせて確認してください。

後悔しない内窓リフォームの判断フロー

内窓で失敗する人の多くは、目的があいまいなまま「窓1枚だけ」施工しています。次の4ステップで検討すると後悔を避けやすくなります。

1
目的を1つに絞る
断熱(寒さ・暑さ)か、結露か、防音か。優先目的でガラスの種類が変わります。
2
冷える部屋の窓を「まとめて」対象にする
1枚だけだと隣の窓から冷気が入り効果が半減。同じ部屋の窓はセットで検討を。
3
補助金のSグレード条件を満たすガラスを選ぶ
2026年はSグレード以上が必須。補助を使うなら対応ガラスを施工店に確認。
4
複数社で相見積もりを取る
同じ商品でも工事費に差が出ます。2〜3社を比較して適正価格を把握しましょう。
後悔しない内窓リフォームの4ステップ1目的を1つに絞る2同じ部屋の窓をまとめて対象に3Sグレードのガラスを選ぶ42〜3社で相見積もり目的を絞り、窓をまとめ、補助条件を満たし、相見積もりで価格を確かめる順です。

内窓のメリット・デメリット(後悔ポイント)

◎ メリット

  • 冷暖房効率が上がり光熱費を削減(年約2.7万円の試算)
  • 結露を大幅に軽減できる
  • 外の騒音が静かになる防音効果
  • 壁を壊さず短時間・低コストで施工

△ デメリット・後悔ポイント

  • レールが二重になり掃除の手間が増える
  • 窓の開閉が2アクション・大きい窓は重い
  • 結露はゼロにはならない
  • 一部の窓だけだと効果を感じにくい

① 掃除の手間が増える

窓とレールが二重になるぶん、ホコリがたまりやすくなります。ただし実際はハンディモップで月1回ほど拭けば十分きれいに保てる程度で、感じ方には個人差があります。掃除しやすいフラットレールを選ぶのも有効です。

② 窓の開閉が2アクションになる・重くなる

外窓と内窓の2枚を開ける必要があり、面倒に感じる人がいます。特にガラスが大きい掃き出し窓は重くなりがちです。人がよく出入りする窓は開閉が軽い製品を選ぶ、頻繁に開けない窓を優先する、といった工夫で負担を減らせます。

③ 結露は減るが完全にはなくならない

内窓は結露を大幅に減らしますが、室内の湿度が高すぎると内窓側に結露が出ることもあります。加湿のしすぎを避け、換気を併用することが前提です。「結露ゼロ」を期待すると後悔につながります。

④ 一部の窓だけだと効果が半減する

リビングの大きな窓だけ内窓を付けても、隣接する窓から冷気が入れば断熱効果は十分に発揮されません。寒い部屋の窓はまとめて施工するのが、満足度を左右する最大のポイントです。

⚠ 補助金を使うなら「グレード」と「予算枠」に注意
2026年から内窓はSグレード以上が補助の必須条件です。安いAグレード品を選ぶと補助対象外になります。また補助金は予算上限に達し次第終了するため、申請時期にも余裕を持たせましょう(申請は施工業者が代行します)。

内窓は「どの窓を・どのグレードで」施工するかで満足度が大きく変わります。まずは複数社の見積もりで適正価格と補助金の使い方を比較するのが、後悔を避ける近道です。

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どこから入れるかで満足度が変わる:優先順位シミュレーション

内窓は「全部の窓に入れる」必要はありません。費用対効果が高い順に絞って入れるのが、後悔を避ける最大のコツです。編集部が効果と費用の関係を整理しました。

優先度 設置場所 体感できる効果 費用の目安(1箇所)
★★★寝室・リビングの大きな窓
滞在時間が長い部屋
朝の底冷え・結露が明確に改善8〜15万円
★★北側の部屋・浴室
寒暖差が大きい
ヒートショック対策・カビ抑制5〜10万円
廊下・使っていない部屋
滞在時間が短い
体感しにくく後回しでよい5〜8万円

※編集部が一般的な相場と効果の傾向を整理した目安です。補助金適用前の金額。窓サイズ・ガラス種類で変動します。

この表から編集部が考えること

「1箇所だけ試してみたが効果を感じなかった」という失敗の多くは、優先度の低い窓から手をつけてしまったことが原因です。予算が限られるなら、寝室とリビングの大きな窓を先に。ここを押さえるだけで体感は大きく変わり、「入れてよかった」と感じやすくなります。

正直なところ、内窓を「見送ってもよい人」

掃除や開閉の手間が絶対に許せない … 窓が2枚になる事実は変わりません。ここが最大の後悔ポイントです。

数年以内に窓ごと交換・建て替えの予定がある … 二重投資になります。

窓の内側に十分な奥行きがない … 内窓が室内側に出っ張り、家具配置や通行の邪魔になります。

すでに樹脂サッシ+複層ガラス … 断熱性能が高く、追加の体感差は小さくなります。

逆に、アルミサッシの単板ガラスで結露がひどい冬の底冷えや外の騒音がつらいという住まいなら、内窓の費用対効果は数ある断熱改修のなかでもトップクラスです。

自治体の上乗せ補助も確認する

国の先進的窓リノベ2026事業に加え、自治体が独自に断熱改修を支援している地域も多数あります。編集部が全国45都道府県を集計したところ、窓・断熱に関する制度は45県すべてで確認できました。

📊 編集部の独自調査都道府県別・省エネ住宅補助金ランキング2026

🗾 お住まいの地域を調べる都道府県別・省エネ補助金の一覧

工法を比較|内窓・カバー工法・ガラス交換のどれを選ぶか

窓の断熱改修には主に3つの工法があり、費用・工期・補助金額が大きく異なります。目的別に整理しました。

工法 費用の目安 工期 こんな人に
内窓(二重窓)5〜15万円/箇所1箇所1時間程度断熱・防音を最優先。補助額も大きい
カバー工法15〜40万円/箇所半日〜1日サッシごと新しくしたい。見た目も改善
ガラス交換3〜10万円/箇所1〜2時間手軽に済ませたい。サッシは活かす

※編集部が一般的な相場を整理した目安です。窓サイズ・ガラス種類で変動します。補助金適用前の金額。

内窓が向く人・別の工法が向く人

内窓が向く:結露や底冷えを解消したい/防音もしたい/補助金を最大限使いたい/工事を短時間で終えたい

別工法が向く:サッシ自体が古く歪んでいる(カバー工法)/室内側に奥行きがない(ガラス交換)/掃除の手間を絶対に増やしたくない

窓の断熱改修3工法の費用レンジ(1箇所・材工込みの目安)010203040万円内窓(二重窓)5〜15万円カバー工法15〜40万円ガラス交換3〜10万円補助金適用前の金額。窓サイズ・ガラス種類により変動します。

見積もりで確認したい5つのチェックポイント

確認項目 見るべきポイント
①ガラスの種類単板か複層か、Low-Eか。補助額と断熱性能が変わる
②サッシの素材樹脂サッシか。アルミでは断熱効果が大きく落ちる
③補助対象製品か先進的窓リノベ2026の登録製品か。業者が登録事業者か[1]
④設置箇所の優先度滞在時間の長い部屋から提案されているか。全窓一括を勧める業者は要注意
⑤窓枠の下地処理既存窓枠の状態確認と補修が含まれるか

補助金の予算切れに注意:窓の断熱改修は補助率が高く人気のため、年度途中で予算上限に達することがあります。検討中の方は受付状況を早めにご確認ください[1]

訪問販売で契約した場合は8日以内のクーリング・オフが可能です[2]

⚠ 2026年度の申請はここに注意(2026年8月20日確認)

  • 「工事前写真・提出免除依頼書」は2026年度はありません。前身の2025事業にあった救済措置が廃止され、工事前写真を提出できない箇所は補助金の交付を受けられません。撮影は施工業者が行うため、契約時に「工事前写真を必ず撮ってもらえるか」を確認しておくと安心です
  • 交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は2026年12月31日まで。いずれも予算上限に達した場合はその時点で受付が終了します
  • 予算に対する申請額の割合は18%(2026年8月20日午前0時時点・公式サイトで確認)

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「※注意喚起※本事業の申請を検討されている方へ」「申請手続きの詳細(住宅)」

内窓を見送る窓や、賃貸で工事ができない窓でも、窓まわりの断熱はあきらめなくて済みます。工事なしで付け外しできる断熱スクリーンの効果と電気代の目安はこちらです。

ハニカムシェード(断熱ブラインド)の選び方2026|断熱・遮熱の公表値と電気代試算で比較

よくある質問

Q. 内窓の補助金はいくらもらえますか?

先進的窓リノベ2026事業では、窓のサイズと性能グレードに応じて1箇所あたり数万円〜十数万円の補助が受けられます。断熱性能が高い製品ほど補助額も大きくなります。

Q. 内窓は1箇所だけでも効果がありますか?

滞在時間の長い部屋(寝室・リビング)であれば体感できます。ただし廊下など使用頻度の低い場所だけに設置しても効果は実感しにくいため、優先順位が重要です。

Q. 掃除の手間はどれくらい増えますか?

窓が2枚になるため、拭き掃除の手間は単純に倍になります。開閉も2回必要です。ここが最も多い後悔ポイントなので、許容できるか事前に考えてください。

Q. 賃貸住宅でも設置できますか?

原則として大家さんや管理会社の許可が必要です。原状回復が求められる場合もあるため、必ず事前に確認してください。

Q. 結露は完全になくなりますか?

大幅に軽減されますが、室内の湿度が非常に高い場合は内窓側に結露が出ることがあります。換気とあわせて対策するとより効果的です。

出典・参考

  • 経済産業省 資源エネルギー庁「先進的窓リノベ2026事業」制度概要
  • YKK AP「窓の断熱がもたらす効果とは」(熱の流出入データ)
  • リフォームガイド/断熱リフォームの匠(内窓の費用相場・補助額)
  • 各社試算資料(Low-E複層内窓による光熱費削減額)

補助金の予算枠があるうちに、見積もりだけでも取っておく

先進的窓リノベ2026は予算上限に達し次第終了する制度で、申請は施工業者が代行します。つまり「登録事業者に依頼できているか」が補助を受けられるかの分かれ目です。ヌリカエなら地域の複数社にまとめて相談でき、金額だけでなく補助金の申請実績も比較できます。見積もりの取得と比較は無料で、依頼しない選択もできます。

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この記事を書いた人

省エネ住宅ナビ編集部です。国・自治体の公式情報をもとに、補助金・太陽光・蓄電池・エコキュート・リフォームの「いくらかかる?いくら戻る?」を中立の立場で整理しています。数値・期限は必ず一次情報で確認し、情報基準日を明示する編集方針です。

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