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内窓(二重窓)は「掃除の手間」「開閉が2アクションになる」「一部の窓だけだと効果が半減する」という後悔が起きやすい一方、対策を知ってから施工すれば冬の暖房・夏の冷房効率を大きく改善できるリフォームです。費用は1箇所あたり材工込みで約5〜20万円ですが、2026年も国の「先進的窓リノベ2026事業」で1箇所あたり5.2万〜8.9万円ほどの補助が受けられます。この記事では、後悔しやすいポイントと具体的な回避策、費用相場、補助金の条件をまとめて解説します。
✓ この記事のポイント
- ✓ 費用は1箇所5〜20万円(材工込み)。先進的窓リノベ2026で1箇所5.2万〜8.9万円が補助される
- ✓ 後悔の多くは「掃除の手間」「開閉の重さ・2アクション」「一部だけ設置で効果不足」の3つに集約される
- ✓ 2026年から内窓はSグレード以上が補助の必須条件(旧Aグレードは対象外に変更)
- ✓ Low-E複層ガラスの内窓なら年間およそ2.7万円の光熱費削減も試算されている
内窓(二重窓)とは?なぜ断熱リフォームの定番なのか
内窓とは、いま付いている窓の室内側にもう1枚の窓を追加して二重にするリフォームです。既存窓との間に空気層が生まれ、熱の移動をさえぎります。住宅で最も熱が出入りするのは窓で、冬は室内の熱の約58%が窓から逃げ、夏は外から入る熱の約73%が窓経由とされています。ここを二重にすることで、冷暖房の効きが大きく変わります。
工事は1箇所あたり最短30分〜1時間ほどで、壁や外観を壊さないため、戸建てでもマンションでも導入しやすいのが特長です。補助金制度の全体像は先進的窓リノベ2026事業の解説記事で詳しくまとめています。
内窓の費用相場と補助金【2026年】
内窓の費用は窓の大きさでほぼ決まります。腰高窓より、床まである掃き出し窓のほうが高くなります。材工込み(商品代+工事費)の相場は次のとおりです。
| 窓タイプ | 材工込み費用(1箇所) | 先進的窓リノベ2026 補助額の目安 |
|---|---|---|
| 腰高窓(小〜中) | 約5〜10万円 | Sグレード 52,000円〜/箇所 |
| 掃き出し窓(大) | 約9〜20万円 | SSグレード 89,000円/箇所 |
| 工事費(施工)のみ | 約3〜7万円 | — |
※補助額はサイズ・ガラス性能グレードにより1箇所78,000〜239,000円の範囲で変動。複数箇所をまとめて施工すると1箇所あたりの単価は下がりやすい。
ポイントは2026年からの補助条件の厳格化です。内窓設置は熱貫流率Uw1.5以下のSグレード以上が必須となり、これまで対象だった旧Aグレード(Uw1.9以下)は補助対象外になりました。補助を受けるなら、対応するLow-E複層ガラスを選ぶ必要があります。工法ごとの補助額の違いは内窓・カバー工法・ガラス交換の比較記事もあわせて確認してください。
後悔しない内窓リフォームの判断フロー
内窓で失敗する人の多くは、目的があいまいなまま「窓1枚だけ」施工しています。次の4ステップで検討すると後悔を避けやすくなります。
断熱(寒さ・暑さ)か、結露か、防音か。優先目的でガラスの種類が変わります。
1枚だけだと隣の窓から冷気が入り効果が半減。同じ部屋の窓はセットで検討を。
2026年はSグレード以上が必須。補助を使うなら対応ガラスを施工店に確認。
同じ商品でも工事費に差が出ます。2〜3社を比較して適正価格を把握しましょう。
内窓のメリット・デメリット(後悔ポイント)
◎ メリット
- 冷暖房効率が上がり光熱費を削減(年約2.7万円の試算)
- 結露を大幅に軽減できる
- 外の騒音が静かになる防音効果
- 壁を壊さず短時間・低コストで施工
△ デメリット・後悔ポイント
- レールが二重になり掃除の手間が増える
- 窓の開閉が2アクション・大きい窓は重い
- 結露はゼロにはならない
- 一部の窓だけだと効果を感じにくい
① 掃除の手間が増える
窓とレールが二重になるぶん、ホコリがたまりやすくなります。ただし実際はハンディモップで月1回ほど拭けば十分きれいに保てる程度で、感じ方には個人差があります。掃除しやすいフラットレールを選ぶのも有効です。
② 窓の開閉が2アクションになる・重くなる
外窓と内窓の2枚を開ける必要があり、面倒に感じる人がいます。特にガラスが大きい掃き出し窓は重くなりがちです。人がよく出入りする窓は開閉が軽い製品を選ぶ、頻繁に開けない窓を優先する、といった工夫で負担を減らせます。
③ 結露は減るが完全にはなくならない
内窓は結露を大幅に減らしますが、室内の湿度が高すぎると内窓側に結露が出ることもあります。加湿のしすぎを避け、換気を併用することが前提です。「結露ゼロ」を期待すると後悔につながります。
④ 一部の窓だけだと効果が半減する
リビングの大きな窓だけ内窓を付けても、隣接する窓から冷気が入れば断熱効果は十分に発揮されません。寒い部屋の窓はまとめて施工するのが、満足度を左右する最大のポイントです。
⚠ 補助金を使うなら「グレード」と「予算枠」に注意
2026年から内窓はSグレード以上が補助の必須条件です。安いAグレード品を選ぶと補助対象外になります。また補助金は予算上限に達し次第終了するため、申請時期にも余裕を持たせましょう(申請は施工業者が代行します)。
内窓は「どの窓を・どのグレードで」施工するかで満足度が大きく変わります。まずは複数社の見積もりで適正価格と補助金の使い方を比較するのが、後悔を避ける近道です。
無料・比較だけの利用OK・合わなければ断って大丈夫です
よくある質問
内窓(二重窓)は本当に効果がありますか?
あります。冬は室内の熱の約58%、夏は外からの熱の約73%が窓から出入りするため、窓を二重にすると冷暖房効率が改善します。Low-E複層ガラスの内窓では年間およそ2.7万円の光熱費削減が試算されています。ただし一部の窓だけの施工では効果が限定的になります。
内窓設置で後悔する一番の理由は何ですか?
「掃除の手間が増えた」「開閉が2アクションで面倒」「一部だけ設置して効果を感じにくい」の3つが代表的です。いずれも、掃除しやすい製品を選ぶ・寒い部屋の窓はまとめて施工する、といった対策で回避できます。
内窓の費用はいくら?補助金でどのくらい安くなりますか?
材工込みで1箇所あたり腰高窓が約5〜10万円、掃き出し窓が約9〜20万円が目安です。先進的窓リノベ2026事業を使うと、Sグレードで52,000円〜、SSグレードの大きな窓で89,000円/箇所ほどの補助が受けられます。
内窓とカバー工法・ガラス交換はどちらが良いですか?
サッシ枠の状態と予算で決まります。枠が使えるなら内窓が手軽で補助も厚く、枠ごと劣化しているならカバー工法が向きます。詳しくは内窓・カバー工法・ガラス交換の比較記事で解説しています。
出典・参考
- 経済産業省 資源エネルギー庁「先進的窓リノベ2026事業」制度概要
- YKK AP「窓の断熱がもたらす効果とは」(熱の流出入データ)
- リフォームガイド/断熱リフォームの匠(内窓の費用相場・補助額)
- 各社試算資料(Low-E複層内窓による光熱費削減額)
